第516話

私は死人です

私は二人のあとをつけていくと

アパートの一部屋へと入っていきました

そう言えば

彼が両親が海外へと仕事へ行くので

彼は私のために行かずに残って

アパートに住んでるって言っていたのを思い出した

二人が入った部屋を見てると

部屋の電気が消えて

二人は出てこない

私はなんて酷い男だと感じる筈のない怒りを感じます

私は怒りを感じる

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