第166話

私は死人でギャルです

暗くなってきたので

死人さんのところへと向かいました

中に入ると

死人さんが

どうしたの?と聞いてきたので

私は

私は本当に私なのか不安なんですと答えると

死人さんは私の手を握り

私の目を見ながら

ギャルちゃんはギャルちゃんだよ

記憶がなくても

ギャルちゃんは只一人の女の子だよ

私は体温がないのに

握られた手がほんのり温かく感じました

私は温もりを感じる


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る