第21話:夏のサマーランドへ
夏は、電車とバスで、八王子の北にある、東京サマーランドに出かけた。
八王子からバスで30分程で、ついて、大きなプールで遊んで、多くの
遊戯施設を回って、昼食をとって、帰りの電車で、寝てしまい、淑子さんに
、肩を叩かれ、三鷹駅で降りて、自宅へ帰り、夕飯後、今日の探検の話で
盛り上がったが、9時過ぎには、床について寝た。
やがて秋風、寒くなり、冬、12月24日の木下家のクリスマスパーティー
では、井の頭公園ピクニックと、夏のサマーランドの想い出写真を見ながら、
クリスマスケーキや、焼き肉を食べながら歓談して、帰って来た。
その後、1985年が終わり、1986年を迎えた。この年も、寒くて、
夜寝る時、湯たんぽを、離せない日が続いた。しかし、うがい、手洗いの励行で
、幸子が、多少、鼻水を垂らしたり、微熱を出した程度で済んだ。少しずつ
暖かくなり3月が過ぎ、4月を迎えた。
1986年の4月に、長男の良男が、お年ちゃんが通った、近くの幼稚園に
入園して、通うようになった。最初は、お母さんと別れるのが嫌で、泣いて
いたが、2週間もすると、幼稚園の友達が出来て、泣かずに、幼稚園に行く
ようになった。
今年の夏も多摩動物園公園に行って、いろんな動物をみて、良男も、幸子も
、公園内を走り回って、それを犬山重臣が追いかけて回り、家に帰ってくると
、疲れがどっと出て、早く寝てしまった。その後もソロバンの練習を欠かさず
していて、夏休みに、ソロバン検定試験を受けようと、犬山重臣が言うと、
幸子が、何級を受けたら良いのと聞くので、目標は3級だが、最初、5級を
確実に取ってからにした方が良いだろうと助言し、犬山重臣が受験票を
もらってきて、提出して、1986年8月7日、近くの商業高校の校舎で、
全国珠算連盟主催の5級試験を受けた。会場には、犬山家の人達が来て、
幸子を応援していた。試験を終えて、多分、大丈夫だと思うと幸子が言い、
数日後、合格通知を、証書が届いて、幸子の机の前の壁に貼った。
小学生のうちに3級に挑戦したいと言うと、犬山重臣が、そうした方が
良いと言った。やがて、12月に入り、24日に、恒例の木下家の
クリスマスパーティーが開かれ、参加者がそれぞれ、今年の出来事を発表
するときに、幸子が、珠算の夏の5級が合格の話しすると、良く頑張り
ましたと、拍手をもらった。
小学校卒業するまで、1級かそれ以上をめざすと、幸子が宣言した。
合格祝いとクリスマスプレゼントとして、ソロバンを入れられる、赤い、
可愛いショルダーバックを買ってもらい、祖母から、幸子に贈呈され、
1986年が終わり、1987年を迎えた。
今年は、長男、良男の小学校入学の年になるので、2月に、奥さんの両親
が、犬山重臣の住む、社宅に車で来て、奥さんと2人の子供を連れて、
立川のデパートでへ行って、男の子用の黒いランドセルを買ってもらい、
午後2時過ぎに、帰って来た。犬山重臣が、いつもすみませんねと言い、
奥さんの御両親に、頭を下げた。
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