第20話:インフルエンザと動物園見学
1985年も、年初から寒い日が続き、風邪に気をつけて生活していたが
、1985年1月10日に、会社から、帰って来た、犬山重臣が赤い顔を
してるのに、奥さんが気づき、熱を測ると38.5℃もあり、氷嚢を作って
、布団に寝かせた。そして、翌朝も熱が続き、熱を測ると39℃を越えたので
、会社に病欠の電話を入れて、近くの内科に連れて行った。内科で、薬を
処方された。金曜、土曜と休んで、翌週の月曜から、熱が落ち、会社に
出かけるようになったが、今度は、長男の良男が、赤い顔して熱を出し、
近くの小児科に行くと、流行性感冒と言われて、薬を処方された。
お姉ちゃんの幸子が、掌を良男の額につけて、熱い、可哀想といって、
小さな氷嚢の高官を手伝ってくれた。幸子も母の淑子もマスクをして生活して
いたが、犬山重臣が風邪にかかってから1週間後に、熱を出したが、今日は
金曜だから、学校へ行くと言い、少し無理して、学校に行って帰ってくると、
赤い顔して、きつそうな顔して帰って来た。
暖かいお茶と、御飯を少し食べて、寝たが、翌朝も、顔が赤いので、
今日休んだらと母の淑子が言うと、今日は土曜で、明日、休みだから、
頑張って、学校へ行くと、出て行った。昼前に、家に着くと、幸子は、
疲れたと行って、うがいをして、温かいお茶を飲んで、すぐ寝始めた。
午後4時過ぎに、起きてきて、熱を測ると、37℃まで、下がり、
大好きな梅干し入りのおじやを作ってと言って、お風呂入ると行った。
風呂から出ると、目がしゃっきりとして、おじやを食べると、目玉焼きも
食べたいと言い、ミカンも食べると言い、夜9時過ぎに床について、翌朝には
、すっかり、熱が落ちて体調がもどったようだ。今年は、東京で、例年になく
、インフルエンザが流行しているようだ、犬山重臣が言って、会社でも、
病欠の人が多くて、困ったと話してくれた。
1985年2月12日にトヨタ株が下げて、753円で1万株、購入し、
残金が141万円となった。
やがて3月となり、暖かい日が増えてきて、インフルエンザの流行もおさまり
、4月の下旬に桜の花が一斉に、花ひらき、美しい桜の季節になり、幸子も
小学3年生になった。そんな、日曜日、井の頭公園へ、ピクニックへ行き、満開
の桜と、桜の花吹雪を体験して、父がカメラで、満開の桜の写真をいっぱい、
取ってくれた。今年は、家族4人で、電車を乗り継いで、ちょっと遠くの
多摩動物公園へ出かけた。珍しい動物を見ると、良男が、大きな声を上げて、
喜んだ。長女の幸子は、動物園中を走り回って、父のカメラで、珍しい動物の
写真を撮りまくった。
一休みして、アイスクリームや、ジュースを食べ、昼は、持参した弁当を
開いて、暖かい春の日を浴びながら、食べた。幸子は、猿の親子の行動に興味
を持って、観察して、ちいさな赤ちゃん猿とおかあさんと、年上の子供の猿が
こちらを見ながら、歩いてる姿を見て、私たちみたいねと笑いながら、
指をさして、教えてくれた。父が、ホント、そっくりだねと、大笑いしていた。
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