第110話 ロックダウンが緩和された最近のドイツ事情

10日くらい前は私はすぐにでもほぼ普通の生活が戻ってくらいに思っていたのですが、普通になったのは三男のギムナジウムとうちのダンス教室だけで、ギムナジウムも週に2回自分たちでコロナ迅速テストをしなければならないそうです。


ですがドイツは州によっても町によっても違うので、私が主にお話しているのは人口3万人のこじんまりとしたうちの小さな町とその周辺の大きな街のことです。


うちの町では空手もサッカーも本当に始まったわけではなく、徐々にという感じですし、映画館はどうやら7月まで待たなければならないようですが、劇場やコンサートはもう開いている場所もあり、6月には徐々に開くようです。

レストランもほぼテラス席はどこも開いていますし、でも中で食事するにはコロナテストかワクチン接種者(必要回数が終わった)のみ、その一方でドイツのメッセは6月からドイツ国中の計3,405ものメッセが徐々に開幕されるようですし、今週末にはついにサッカ-欧州杯が始まります。


こちらドイツは欧州内でワクチン接種率が低いので、ドイツだけは無観客試合になるかも、と心配されていたようですが、来週の火曜日のミュンヘンでの試合は14,000人の観客を入れて開催できることになったそうです。

ミュンヘンのアリアンツアレーナサッカ-場は通常は75,021席があるそうで、約18%の観客を入れることに決まったのだそうです。


ワクチン接種が国民に行き渡っているハンガリーのブタベストは満員で、アゼルバイジャンのバクやロシアのサンクト・ペテルスブルグは半分の観客などなど国によってどこも違うそうです。


10月のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)はとうの昔に中止になり残念でしたが、でも多分12月のクリスマスマーケットは開催されることでしょう。


それから今日たまたまオランダ在住の人に聞いた話では、オランダでは今日の夕方突然ジョンソン&ジョンソンのワクチン使用が中止と決まり、でも解凍したものを捨てるのは勿体ないので、希望者には摂取することになり、デン・ハーグの接種場に若者が行列を作っていたそうです。


またオランダではそもそもアストラゼネカは血栓症のリスクが出始めてから一部の年齢層しか摂取できなくなったとか。

私はアストロゼネカでしたが、2回目が8月初旬予定なので、2回目が終わるまで、ドイツでもオランダみたいに年齢層に限る、とかいうことにならなければ良いな、と思います。


私としてはもう2回目もさっさと終わらせて、どこへでも検査なしに行けるようになりたい気持ちのほうが大きいです。


さてでは6月6日のワクチン接種率ですが、いくつかの国を記載しておきますね。



 国名     1回目接種率    必要回数接種率      

オランダ      39,9%          19,4%

 ドイツ      44,8%          22,2%

ベルギ-      41,7%          18,8%

フランス      41,7%          18,8%

イタリア      44,0%          21,9%

イギリス      60,4%           42,4%

ハンガリ-     53,8%          40,8%



確かにイギリス・ハンガリーの割合は多いですね。逆にこれだけの割合をクリアすれば、ほぼ通常通りの生活ができるという意味でもありますね。


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