第109話 1回目ワクチン接種の後 アストロゼネカ


土曜日にワクチンを打ってから3日が過ぎました。

前回で、皆特に何もなかったと書きましたが、すみません、実は訂正があります。


実は長男と次男によくよく話を聞くと、ワクチンを打った日の夜は、妙に汗をかいたそうです。次男に至っては夜中に起き上がる時何度かふらっとしたとか。

主人は土曜日は特に何もなかったのですが、日曜日の午後15時位から眠気が襲い、夕方起きるのかと思いきや、そのまま寝ていて翌日の明け方3時まで寝ていとか。


月曜日は全員何の問題も無くなっていましたが、本来60歳以下の女性が一番気をつけた方が良いと言われているアストロゼネカのワクチンで、私が全く何もなかったのはラッキーと喜ぶべきこと、と友人には言われました。


というのも、今日たまたま看護婦さんをしている中国人のその友人が電話をくれて、彼女はもちろん医療従事者なのでもう2回のワクチン接種が終わっているそうなのですが、彼女の話では彼女は接種後4日間は非常に気分が悪くなり、また看護婦さん仲間も多くの人が接種後、数日に渡って具合が悪くなった人がたくさんいたそうです。


みんな摂取したワクチンはやはりアストロゼネカだったとか…。


彼女の話では「看護師は女性が多いから、やはり女性の方が何かしら症状がでるのではないかしら」とのことで、我が家で4人中たった一人の女性である私が何も問題なかったのは、とても良かったこと、と言われました。

彼女もとても優しい人なのです。


「多分、私は雑草並みに健康だからね」と私が言うと、笑っていました。


それから、金曜日、電話でワクチン接種の予約した際に、喫煙しているかどうか聞かれたのですが、うちで喫煙しているのは主人と次男で、主人が一番ヘビースモーカー、ベジタリアンの長男と、タバコは嫌いな私は全く喫煙していないのですが、もしかしたら煙草の影響もあるのかな、と次男が自分で言っていました。


あと、何人かの友人にも一応報告して先方の様子も聞いてみようと思い、その中で色々やり取りした2人の返事をここに書こうと思います。


ひとりは近所に住むイギリス人の友人。


彼女は多分60歳直前の人ですが、彼女はプンプンに怒っていました。というのも彼女の親戚や友人の

「イギリス人やアメリカ人はもう全員接種が終わっているのに、一体このドイツのワクチン接種の遅さはどういうこと??!」ということでした。

彼女自身は今週やっと予約があるものの、

「ドイツのやり方の酷さはスキャンダルである!!」と、かなり不満があるとのことでした。



もうひとりは3年ほど前ここからヴェニスに引っ越した、ポーランド人の友人。


彼女の話では、イタリアでは今もう40歳以下のワクチン接種も始まっていて、やはり60歳直前の彼女はとっくに終わったのだとか。


ドイツのニュースでも、ドイツでワクチンが足りないのは「大変なスキャンダルである!!!!」と、連日報道されていましたが、イギリスに親戚がいたり、イタリアに住んでいる友人から話を聞くとなるほど、と思います。

また欧州内のワクチン接種率の地図を見ると、ハンガリー、セルビア、イギリスが断トツ多いようで、欧州全体ではオランダが少し低く、全体の中ではボスニア・ヘルツェゴビナが少ないようです。


ドレスデンに住んでいるハンガリ-人の友人の話ではハンガリーの接種率が格段に多いのは、ロシアと中国のワクチンでも関係なく投与した結果だということですが、新規感染者数が一気に減少したのを見るとワクチン接種が今の世界に必要な対策であることは明々白々でしょう。


ドイツも「イギリスにできたことがなぜドイツではできなかった!! 何か失敗があるはずだ」とほとんどのドイツ人は思っているようで喧々囂々と、結構長い間(数週間は)TVで論争されていました。


ドイツも6月から年齢に関係なくワクチン接種を受けることができるようになるということです。

ですが、本当にそれほどたっぷりあるかどうかは、どうやら確証がないようでもあります。


なのでアストロゼネカなら余っているだろうと思った私の考え、これもどうやら少し間違っていたようで、金曜日に電話して土曜日に家族全員のワクチンの予約ができたのは、それがアストロゼネカだったとしても、もしかしたら実は大変ラッキーなことだったのかもしれません。。。。


予約を入れてくれたホームドクターには感謝します。

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