第107話 アストラゼネカのワクチン接種開始とイースター
4月1日のニュ-スでは、なんでもうちの郡(市のようなもの)内でも、60歳以上の人はインタ-ネットで申し込めばワクチン接種の予約をできるそうで、例えばケルンなどの都市の場合はもう少し早くて、この週末もワクチン接種の場所は開いていたそうです。
アストラゼネカのワクチンなのですが、このワクチンは60歳未満の脳静脈血栓症がある特に女性には危険なこともあるようですが、60歳以上の人々には問題ないとドイツでは決定されたそうで、現在国民全員の一時も早いワクチン接種が求められています。
先日Youtubeで、「11月1日から続いているロックダウン」と説明をいれてしまいましたが、実は正確にはドイツ全土での本格的な厳しいロックダウンは12月16日からでした。
ですが11月1日からも少しだけ緩いロックダウンも始まっていて、その緩いロックダウン11月1日から12月15日までと、それから厳しい12月16日から現在までのロックダウンの違いは、
緩いロックダウン → 学校などが開いている スーパー以外でも開いているお店も全部ではないけれどある
厳しいロックダウン → 学校は閉鎖 日用品のあるスーパ―以外のお店は閉鎖
あとは、レストラン、バー、カフェなどそこで食べたり飲んだりすること(持ち帰りのみ可能)、アマチュアスポーツクラブ、フィットネススタジオ、ダンス教室、プール、映画館、劇場などなどの娯楽施設は全て閉まったままです。
理容店は12月16日から2月の終わりまで閉鎖、3月1日にはまた営業再開になりましたが、学校、幼稚園などは、12月14日から3月14日まで閉鎖、現在はクラスを半分に分けて2週間おきの通学となり、それでもうちのように10万人中100人以上の新規感染者がある町の学校は3月22日からまた閉鎖になり、通学を続けることが可能な学校は週に2回のPCR検査が必要であるという状況になってきています。
…とこのように少々複雑で、規制もその状況に応じて変化しながらのロックダウンなのですが、今回Youtubeで説明しながら、ハタと気づいたのが、もう5ヶ月近くも営業ができていない店舗もあるのだということでした。
私は家にいて、スーパーで買い物さえできれば、他のお店はそれほど必要ではなくてあまり考えてもいなかったのですが、それにしても5ヶ月とは本当に長い時間ですよね。
お店だけではなくて、ホテルやレストラン、カフェやバーなどは、この状態があと数ヶ月続いても持ちこたえることができるのでしょうか?
ドイツは北欧に次ぐ社会福祉国家なので、援助金、支援金なども配ってはいますが、そうは言ってもこれだけの経済の損失を国が支えるのは簡単ではないでしょうね。
欧州の中では強い経済力を誇るドイツでさえ大変なのですから、現在コロナが急速に拡大している東欧などでは、どうやってこの状態を乗り越えて行くことができるのだろうかと、なんとなく不安な気持ちになってきます。
そういうわけで、昨年に続き、今年もちっともイースター復活祭とは思えなかったイースター祭日の4日間でした。
話は少し変わりますが、ちなみに「ハッピーイースター」は日曜日と月曜日なので、間違っても金曜日にはまだ友人に「ハッピーイースター」言わないようにしましょう。
全く不敬虔なうちの主人は、主人の伯母に金曜日に「ハッピーイースター」と電話をかけて
「まだ早いわよ」と、注意をうけていました。
金曜日はイエズス様が十字架に架けられた日ですからね。それから3日後(木曜日の最後の晩餐から数えて良いようです)に復活され、それがイースター日曜日ですから、くれぐれも金曜日に「ハッピーイースター」とは言わないようにして下さいね。
…とは言うものの、カトリック教徒でもなければそこらへんは緩いようで、土曜日なら言っても問題ないかもしれないですが…。
今より厳しいロックダウンが数日後には始まる可能性もあるという噂すら飛び交っている、イースター休暇中のドイツでした。
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