第105話 一日の新規感染者がついに2万になったドイツ

火曜日心配していたイースター中の厳しいロックダウンという案は翌日、水曜日には廃止となりました。


メルケルさんの謝罪が日本のニュ-スでも流れていたので、ご存じの方も多いと思います。

「戦略的には間違ってはいないものの、1週間後の発令とするには準備の時間がなさすぎる。混乱させて申し訳ない、今回の件は全て私の責任です」というような謝罪をなさっていたメルケルさんでした。


例えば国民の不満も高まり、今日の13時から18時(現在こちらは16時ですが)の間、ケルンとデュッセルドルフで「Querdenker(コロナ感染防止対策反対運動者たち)」のコロナ感染対策抗議デモが執り行われているようです。

「ロックダウンしたってしなくたってどうせ変わらないじゃないか、だったら普通の生活させてくれ」ということだと思うのですが、正直自営業でレストランやカフェ、バー、ホテルなどを経営している人達の気持ちはわからないでもありません。


今回の私のデュッセルドルフのYoutubeは火曜日に撮ってきた動画を使っていますが、日本街のレストランは和食のレストランはじめ、ラ-メン屋さんでもお持ち帰りのお客様のためにお店は開けていたくらいなので、営業はできているようですが、ケーニッヒ通りや旧市街のレストラン、ビールレストランなど軒並み閉まっていました。

(ご興味ある方は

 【ドイツ片田舎】チャンネル∽ ヨーロッパ 癒やしの旅vlog ✠ デュッセルドルフ日本人街 ✠ナレーション付き

https://youtu.be/n8jDhvOmCCk  でご覧ください)


大きなステーキレストランとか、いくら国からの支援があってもケーニッヒ通りという一等地に広々とした店舗がある場合など、まだまだ続くかもしれないこのロックダウンに果たして持ちこたえることができるのだろうか、と、動画を撮りながら重い気分になったりしていました。



あと、学校の生徒や、在宅勤務ができない社員は週に2回PCRコロナ検査をしなければならないというようなことでしたが、ポーランドやチェコなどから毎日ドイツに仕事に来ている国境沿いの人達もやはり週に2回コロナ検査をすれば引き続きドイツへ仕事をしに来られるということなのですが、今新しくこれを全員にしたらどうなのか、という話が出ているようです。

全員に「コロナ感染していません証明書」の携帯を義務付けるようにしたら、お店も映画館も開けてよくて、パ-ティだってできる普通の生活を送れるようになるのではないかと言う事でした。


またこれも車のラジオで聞いたニュースでは、今後他国(リスクが高い国)からドイツへ帰国する場合は空港でのコロナ感染検査が厳しく執り行われるようになるようです。


今回イースター中のマヨルカ島への旅行は禁止されていませんが、というのもマヨルカ島は感染者が非常に少ない地なので問題ないということです。


それにしてもドイツの昨日3月26日の一日の感染者は20,689人だったそうで、ピ-クだった昨年クリスマス直前の12月22日の36,153人よりは少ないとはいうものの、1週間前の3月19日15,476人や約1ヶ月前の2月14日の4,838人よりは確実に増えて行っていますよね。

もうすぐまたクリスマス直前の頃数日間毎日のように続いた「新たな感染者は3万人」という状態になるかもしれないですね。


ところでワクチンですが、主人の84歳の伯母は2回のワクチン摂取が3月2日に終わりました。

早くて8月、遅くて10月くらいにはドイツに住んでいる全員のワクチン摂取は一応完了するようです。


まだまだ先が見えないドイツのコロナ事情でした。




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