第103話 コロナ第3波到来のドイツの最近の様子
三男のギムナジウムですが、案の定、明日の月曜日からの授業は家でオンラインとなりました。
学年ごとに2つのグル-プに分けて、うちの三男のラテン語クラスは先週1週間約3ヶ月ぶりに学校での授業があり、明日の月曜日からはフランス語のクラスの子供達、と週毎に「代わり番こ」での通学予定でしたが、可哀想なことにフランス語クラスの生徒達は今週も学校通学はなしということになりました。
当初は週に2回クラス内で全生徒のコロナ検査をしようということまで決まったのですが、唾液でコロナの検査ができる検査キットの到着が今度の水曜日になるというところまで決まった後に、うちの隣のD町がドイツ平均どころかNRW州平均まで超える感染者の増え方だということが確実になり、うちのJ町も揃って学校閉鎖となりました。
例えば10万人あたりのドイツ全土新規感染者数の平均は
3月13日 79人 → 3月21日 104人
(7日間で31%の上昇とのこと)
と増えているのですが、例えばいくつかの大都市のある地区毎を書くと
(いずれも10万人当たりとしての計算)
NRW州の独立市
デュッセルドルフ(州都) 67人
レバークーゼン 107人
デュースブルグ 142人
ケルン 107人
あと群独立市の大都市
ベルリン 92人
フランクフルト 125人
ハンブルグ 108人
ニュルンブルグ 140人
ミュンヘン 77人
最も多い感染者数の郡が多いのがチューリンゲン州で
グライツ郡 566人
ザーレ=オルラ郡 398人
こちらはザクセン州
フォークトラント郡 376人
ドレスデン(州都) 93人 (現在ドレスデンは多くない方です)
そしてうちのD郡地域はなんと10万人あたり145人なのですが、そのD市に至っては地域の平均を大きく上回る240人と先ほどニュースで言っていました。
そのD市はうちの10kmしか離れていない隣町ですから、学校が閉鎖になるのはもちろん、このままではより厳しいロックダウンが来てもおかしくないようにも思います。
パリやイタリア、ポ-ランドも昨日から新しいハ-ドロックダウンになったとニュ-スで言っていました。
なんでもパリでは10km以内の外出しか認められず(仕事以外)、カフェ、レストランが閉まっているのはもちろんですが、それでもスーパーの他、チョコレート屋さん、花屋さん、本屋さん、床屋さんは開いているそうで、なんだかパリらしいと思いました。
ところで、今このように第3波が来ているドイツだというのに、1週間後からはイースター休暇で、なんということかマヨルカ島はこの数日前に観光客の訪問が許されたそうで、今日既にマヨルカ島に旅立っているドイツ人の観光客がニュースに出ていました。
マヨルカ島といえばドイツ人が大好きな休暇の島なので、イースター休暇にはごまんとドイツ人が押し寄せることでしょう。
またどうやらドイツ人は島へ入れるのですが、スペイン本土のスペイン人はマヨルカ島へ行くことは禁止らしく、随分フェアではない、どういうことか、とドイツのニュースでも言われていました。
マヨルカ島もレストランやカフェは17時まで、夜の22時以降は誰でも外出禁止令は出ているそうですが、お祭り気分での休暇になるのでしょうから、現在は非常にコロナが落ち着いたマヨルカ島なのだそうですが、ドイツ人のせいで感染が広がらなければ良いと思います。
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