第41話:熱海の空きマンション対策
そして、熱海に住む、恒例の平成芙蓉会で、1人のメンバーに今、一番困っている事は、と聞くと、今、済んでいるマンションの後処理の問題だと打ち明けた。
と言うのは、80歳を越え、夫婦だけでの生活が、できなくなり老人ホームに入居する時、空いたマンションを売り出しても、なかなか買い手がつかないし、賃貸でも非常に安い家賃で貸す事になり、もし、自分達が、亡くなったらどうしようかという相談を、多く、受けていると正直に言ってくれた。
今、現在、空いているのマンションの部屋はどのくらいありますか、と聞くと、現在3件、今年中に、更に4件、合計7件になると言った。そのマンションを費用分を捻出するために、平成芙蓉会のメンバーに、売ったりしても良いのかと聞くと、もちろん、売ってもらえれば、大変ありがたいと言い、売れなくて困っていると言った。もし売れなくても、貸し出して、その賃料で、諸経費を立て替えるというのはどうですかというと、それを是非、お願いしたいと、篠田さんが、石津に頭を下げた。
できるかどうか、やってみないとわかりませんが、次回の会合で、全メンバーに、話してみますというと、喜んでくれた。そうして、空いてるマンションの、売価希望価格をメールか、電話科、手紙で、教えて下さいと言うと、篠田さんが、わかったと言い、早急に、聞いて、送ると言ってくれた。帰り際に、この件は、期待しているから、宜しくお願いしますと、篠田さんが、深々と石津に頭を下がるので、恐縮して、最善を尽くしますと答えて、失礼した。
2008年4月15日、東京の旅行会社の大会議して、総勢62人で、会合を開き、最初に、熱海のマンション問題を話すと、借りたいという人が多かったが、すぐに買いたいという人は、おらず、試しに泊まってみてから考えますと言い、1泊1人5千円で、家族4人で1万円位なら、利用したいという人が、数多くいた。そこで、石津健之助は、マンションの場所と、賃料と売却希望価格を調べて、次回、提示すると言い、現在3件、空室があり、今年中に、2件の空室が発生すると言うと、土日の花火大会の日は、ホテルは満員になるので、1泊1万5千円にするというと、それは仕方がないと、了解してくれた。
そして、今年の熱海の花火大会をインターネットを調べてもらって、3室を利用希望の方は、先着順に受け付けますと答え、会長の石津健之助まで電話か、メールで送って欲しいと言い、花火の日のキャンセル期限は7日前までとし、その外は3日前までとして、その期間を過ぎたら、請求することにすると話した。花火の日のキャンセル待ちは、3組まで、受け付ける事にしますと発表した。
フロアーから、マンションの広さと、販売希望価格を教えて下さいと言うと、詳細は、ホームページに載せるが、2DKが多く、販売予定価格は500万円前後、ただし、温泉引込料金、その他の料金が、月に5万円かかると、正直に話した。その後、2008年5月10日、月7万円でマンションを借りたいという人が現れたと言う連絡が入った。
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