第32話:熱海芙蓉会の新会長に石津健之助が?

 更に、現在70-80歳代のメンバーが多く、今後、この年代が抜けるとメンバ

ーが20人程度になり、運営が難しくなると言った。東京、橫浜のメンバーも集め

て、会合も、そちらで開いても良いのですかと聞くと、全て任せると言った。篠田

会長も病院通いで、もう既に、会長職を辞めるつもりだと話した。この件は幹事会

で、もう既に承認されていると言った。それで、私のどうしてもらいたいのですか

と聞くと、できたら、この会を存続させたいので、若手、50から60歳代を中心

に、新規メンバーを集めて欲しいと言われ、了解し、今日の会合で会長交代を話し

たいと言うので、石津健之助が、体力的に無理とおっしゃるなら、後は、引き受け

るしかありませんねと言った。


 そして2005年5月10日の会合の開会の時間11時になり、今回のメンバー

46名を前に篠田会長が、体力的な問題で、会長職を退き、次期会長に石津健之助

をお願いすると言うと、拍手で、承認された。石津健之助が、篠田会長から、若い

人をもっと集めて、世代交代をしたいと言うので、東京、橫浜の60代のメンバー

を募集して、月に1回の小旅行や、麻雀大会、カラオケの会を、それぞれの担当の

代表と副代表を決めて行いたいと言い、私の家内には、旅行担当してもらい、麻雀

は武田史郎さんに、カラオケは山下義昭さんにお願いしますと言った。そして年間

スケジュールを立ててもらい、次回の会合の時に、発表してもらいますと説明した。


 そのスケジュールが決まったら、インターネットを使って、首都圏の人を中心に、

新規会員を募集し、会の名称を平成芙蓉会にさせていただきますと伝えた。帰って

から、早速、インターネットに平成芙蓉会のホームページを作り、首都圏の50~

60歳代の男女に、今までの活動と、今度の活動予定を書いて、募集をかけた。


 会議室をどこにするか、考えているときに、奥さんが、今、仕事をしてる会社で、

ツアーを企画するなら、会議室を貸してくれるというのを思い出して、東京、上野、

新宿、渋谷、池袋、橫浜支店の会議室を借りられると、教えてくれたので、それに乗ることにした。募集をかけて、2週間で30人の応募があり、1ヶ月が過ぎて48人の応募があった。入会希望の方は、それぞれ、海外旅行、国内旅行、麻雀、カラオケを希望する人が多かった。旅行希望の方が36人もいたのには驚かされた。


 最初の会合は、2005年6月のハワイ4泊6日、9月は、オーストラリア・ケアンズ4泊6日、12月、1月、2月はグアム4泊6日。その旅行企画で、募集に書く事にした。6月12日、10時から、東京駅近くの大手旅行会社の大会議室を

借り、平成芙蓉会の会合が行われ、参加者総数は68人だった。会議の仕方を石津

会長が説明した。11時まで各グループで、今後の運営方針や、自己紹介をして、

11時指定した中華料理の店の個室に別れて、昼食をとり、その後、麻雀、カラオケのグループに分かれ、旅行グループは、各自で、その後、希望があれば、自分達の気の合う小グループに別れて、行動を共にする事とした。10分ほどで説明が、終わり、旅行のグループ、麻雀グールプ、カラオケグループにわかれて、大会議室

で、話し始めた。

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