(警告を受けたため非公開)悲壮のマリア セクハラ探偵登場

作者 坂井令和(れいな)

この(エロ)ミステリーがすごい! 2019年版

  • ★★★ Excellent!!!

この作者は新しい手法を確立したと思う。必ず一度は読んでおいた方がいい。貴方が最初の展開を見て感じるであろうことは、作者の意図の上にあって、既存の何らかの枠の中で判断してしまうことこそ作者の仕掛けた罠なのだ。
私も当初、エロ&ミステリーと言う他ないこの作品をコメディの括りに入れて読んでしまっていた。まんまとしてやられた口である。

しかし、これは暦としたミステリーだ。
ミステリー小説の真価は、ラストまで読まなければ判断できないが故に、敬遠する向きもあるだろうが、冴え渡るギャグが1ページ毎に挿入されるので飽きさせることは無い。このギャグセンスの有りすぎる所がまた騙される所以でもあるのだが。

最終的にこれらの要素が全て融合する時、エロギャグなのに本格ミステリーに化けてしまい、おまけにちょっぴり感動さえしてしまう不思議な感覚に捕らわれるに違いない。

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