悲壮のマリア セクハラ探偵登場

作者 坂井令和(れいな)

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★★★ Excellent!!!

盗聴器を探すと言って胸を触る、難癖付けて下着を盗む、勃起しながら事情聴取、ぶっとんだ行動をあげればキリがない主人公(探偵です)。
セクハラだらけでこいつ大丈夫かと思わせておいて、常に物事を客観的に見る洞察力、そして最初から真実を見抜いている食えない男。将来絶対エロ親父だけど憎めない人間です。

何でもないようなセクハラ発言や行動が伏線になっていて、ストーリーもしっかり楽しめます。
そしてなんといってもギャグが秀逸、シリアスとの絶妙なバランス。この唯一無二の雰囲気、正に坂井令和節と言えるでしょう。

そしてまさかまさかの最後でうるっと来てしまうとは思いませんでした。殺人事件を含めあんなにバカ騒ぎしていたのに、人間ドラマをしっかりと挟んできます。

作者は間違いなく鬼才。

★★★ Excellent!!!

一話ごとに必ず読者を楽しませようという
意気に満ちています。
Web小説として読まれることを意識してのことなのですね。
坂井令和(れいな)さんのおもてなしを
楽しみました。

お話としてはフーダニットでありホワイダニットです。
探偵手法が独特ですから、
副題を見て笑える方だけお読みください。

★★★ Excellent!!!

この物語は、ストーカーに悩む女子大生・麻莉と、彼女の相談に乗りつつセクハラしまくる変態探偵・江口が織りなす、エロコメディとミステリが魔融合した怪作です。

ストーカー事件を調査中、ストーカーと思われていた男の一人が惨殺されてしまい、殺人犯探しが始まるのですが。

毎回エロがあります。
推理も進みますが、お約束的にエロ展開になります。しかもバリエーションが豊富で、全く飽きない。
エロ探偵は時々マトモなことを言うので、実は凄い切れ者なのでは……と見直しかけるも、結局エロに持ち込むのでやっぱりただの変態じゃねぇかと。

思っていた時代が私にもありました。

兎にも角にも、ラスト数回の展開の巻き返しが凄まじい。
それまでずっとあったエロとコメディのフィルターが怒涛の勢いでクリアになり、衝撃の真相が明かされます。
完全に盲点を突かれた角度からの、しかし物凄い納得感と説得力あるカタルシスが得られました。

妙に清々しい読後感は、この作風ならではでしょう。
あんな真相だったのに、この爽やかさは異常。凄い。本当に凄い。

とても面白かったです!
エロが大丈夫な人は、ぜひぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!


 バイトからの帰り道、誰かにつけられている!? そんな不安を抱えた麻莉は、探偵江口に捜査を依頼する。だが、この探偵・江口。とんでもないセクハラ男だったのである!

 とにかく江口のセクハラがひどい。会った瞬間から麻莉の胸は揉むし、捜査と称して麻莉の家を訪ね、下着を奪い、ノーパンのスカートを覗いてくる。冒頭からこれである。もちろん江口探偵、もといエロ探偵のセクハラは回を追うごとにエスカレートしてゆき……。

 いるかいないかよく分からないストーカーより、このエロ探偵の方が遥かに犯罪者だし、遥かに実害がある。

 だが、そこに殺人事件が起きてしまうのだ! このままで麻莉が犯人にされてしまう!

 そこでエロ探偵、すかさず、

「よし、君の無実を証明するために、身体検査をしよう」

 こいつ、スゲーな……。



 もう全編、セクハラ、エロ、下ネタの嵐である。また、作者の言い回しも凄く面白くて吹き出してしまう。
 エロ探偵の被害にあっていろいろやられてしまう麻莉も可愛い(貧乳だけど)。そしてミステリーだけあって、転がり続ける『死体』。


 冒頭からセクハラの嵐の本作だが、そこには謎や推理、恋や愛もちゃんと挿入されていて(いやエロい意味の挿入ではなく)、とくにクライマックス、それらのピースを鮮やかに、まるでモザイクが崩れるように、すべてをピシリと嵌めて(いやエロい意味でなく)一枚の絵にしてみせる手腕はものすごい。

 君は見たくないか!? モザイクの向こう側をっ!


 「このミステリーはエロい」!

 が、「このミステリーはすごい!」でもある。

 とにかく!

 読了すると、エロに関する世界観が変わってしまうほど、強烈なセクハラ探偵シリーズ。
 これいいのか?というレベルの、『無修正』作品である。

 『無修正』。うん、これにつきる。


★★★ Excellent!!!

エロもセクハラも顔文字も。騙されてはいけない。いや、騙されたと思って最後まで読んで。この作者さまは、小説の作法などもちゃんとわかっています。わかっていてのあえての変化球。

ただのエロギャグとあなどるなかれ。崩して壊して組み立て直して。まぎれもなく、これは本格ミステリーです。

エロや顔文字で食わず嫌いするのはあまりにもったいない。もう一度いいます。騙されてはいけません。そして、騙されたと思って最後まで読みましょう。おもしろいから!

★★★ Excellent!!!


この作品は「小説とはかくあるべし」と思っている書き手にこそ読んで欲しい。
本来、小説に限らず全ての創作物は自由に表現すれば良いのだ、と改めて気付かせてくれる作品です。

小説なんだからこう表現しなきゃいけない。

小説だからこうしてはいけない。

小説とは………。

小説を書く人間ならいつも考える事です。

でもそれは正しいのでしょうか?
小説という枠に囚われて何を書きたいか、という事を制限してしまっているのではないでしょうか。

この作品を読んでそんな事を思いました。

顔文字表現、良いじゃない。
ミステリの途中でセクハラコメディが始まる、良いじゃない。

ああ、この作家さんはなんて自由な発想が出来る人なんだろう。

だからと言ってルールを知らないわけじゃない。知っていて敢えて変化球を投げて来ている。それも自然体で。

すごい作家さんに出会ってしまいました。



★★★ Excellent!!!

この作品の魅力は、絶妙に交じりあったエロと推理劇でしょう。

ヒロイン麻莉は文句なしにかわいいです!
そのために、ストーカーに狙われてしまいます。

その事件を依頼された江口探偵。しかし、隙があれば麻莉にセクハラばかり?

けれども事件が起こり、謎とエロはヒートアップ!

コメディですが、推理劇もしっかり組み立てられています。
とても楽しめる一作です。

★★★ Excellent!!!

今もネットで「あの作品は推理小説か否か?」で議論が巻き起こっている、今村 昌弘 氏の屍人荘の殺人(東京創元社刊)。
未読の方になぜ騒然となったかを説明すると、あの作品はクローズドサークルをゾンビを使って作り上げたことに端を発する。

本作は、ストーカー事件だったはずだが、いつしか殺人事件に発展し、今時点で”てんやわんや”の大騒ぎである。
本作も今後間違いなく騒然となる要素は、捜査に大胆なエロスの要素をこれでもかと積み込んでいる点である。
このエロスが、事件や推理に関する読者の思考を実に巧くミスリードさせている。
氷の微笑も真っ青である。
「ゾンビに囲まれるわ、連続殺人起きるわ、大変だわー」の上記作品を遥かに凌ぐ常軌の逸っし方は、ミステリー界を激震させるに充分たり得る。

ミステリーが好きかどうかなど、関係ない。
物書きや読書家さんは、黙って本作のページを開いてごらんなさい。

そこには間違いなく、新たなミステリー……いや、文学の未知の大地が際限なく広がっている。

我々は伝説が生まれる正にその瞬間を、目撃している。

★★★ Excellent!!!

この作家さん、ただもんじゃありません(´・ω・`)少なくとも私にはパクってもこれより面白い作品は書けません。この文字数読んで読了までのスピ―ドが物語っています。この作家さんがいかに非凡で面白い小説であるかと。最初は親しみやすい口語とか絵文字次々手を代え品を代えのセクハラネタの波状攻撃に目が眩みますが。いつの間にか作者の術中にはまってしまいます(´・ω・`)セクハラ探偵の江口さんや可愛いヒロインの麻莉さんにぜひ会いに来て下さい。読んでる間時間忘れますから。ああ楽しかったあ(〃^ー^〃)

★★★ Excellent!!!

一応念のために書いておきますが、この作者さんは確信犯です。大切なことなので二度書きました。
一見単なる微エロギャグ小説のように見えますが、違います。欲情とパトスが暴走しているように見えますが、それだけではありません。ミステリーに軸足を置いているだけあってちゃんと最初に容疑者の提示をしていますし、何より主人公?の麻莉が可愛らしい。
エロ探偵さんは賢者モードに入るととても優秀、ちゃんと推理しています。微エロに振り回されますが、推理部分だけを読んでいくとなるほどなーって頷かされます。エロでアホに見えるけど実は優秀、しかも主人公にディスられてる探偵っていうのは新しいのではないでしょうか?
主人公が微乳のヒロインというウルトラC(技術的にこれは高度です。だって旦那、あなたの可愛い麻莉が別の男になびくかもなんですよ? そんで微乳よ? これで感情移入できるってのはこれ凄い)は技術点高いです。
まだ連載途中ですが、先が楽しみ。
願わくば10万文字!

★★★ Excellent!!!

【ここに心を掴まれた!】

・江口探偵がセクメン(セクハラしてくるけどイケメン)

・掛け合いのテンポが非常に良い。顔文字で食わず嫌いしてる人、読んでみてください。

・何だかんだ江口の言ってること正しい。

つまり何が言いたいかというと、江口がイケメン。