地球の裏側をとおって
いつになったらいこうか
西の海を抜けて
東の空へ
あの日の
あの音へ
ループする夢の端境
波打ち際に
砂に引きずられ
倒れて
塩気のある水に
溺れて
酸欠の脳に
極彩色の夢
差し伸べられた手が
虹色にはじけ散った
吐き出す
末期の吐息の泡
あの日の
あの音へ
帰れるように
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