与作・夢十夜

 こんな夢を見た。

 与作ヨサクは鼻歌を歌いながら、木を切っていた。

 そのうちに、ヘイ、ヘイと言うところを、ハイ、ハイホーと歌ってしまった。

 すると、どこからともなく、七人の小人が現れ、与作を取り囲んだ。

 これは祭だと、与作は小人と共に踊りだす。


 それを見ていた夢世界の神・夏目漱石が慌てて、介入しようとしたが、すでに遅かった。

 祭囃子に、演歌の神・三ちゃんが目覚めてしまったのである。木々を割り、大漁旗を掲げた漁船が現われた。世界はたちまち、三ちゃんに魅了されてしまった。

 与作も小人も漱石も、祭だ祭だと踊りだした。

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます