最終話 - ちゃんねる操作（わたちょ）

前のエピソード――第4話

１８１　名無しの野菜嫌い

　いやーー。にしてもさっきの何だったんだろうなぁ？

１８２　名無しの野菜嫌い

　全員のところが変になったんだろう。不思議だよなーー

１８３　名無しの野菜嫌い

　怪奇現象か。なんかわくわくすんな

１８４　名無しの野菜嫌い

　そうかぁ。俺は悪質のウイルスじゃないのかとビックビックしてるんだが……

１８５　名無しの野菜嫌い

　うぇ、やべぇ、俺ウイルス対策何もしてないんだけど……

１８６　名無しの野菜嫌い

　俺も……

１８７　名無しの野菜嫌い

　大丈夫じゃないかな……

　俺前も○チャンネルしているとき同じような目にあったことあるけど、その後は特になにっもなかったから

１８８　名無しの野菜嫌い

　俺も俺も。

　前も全然平気だったし今回も大丈夫だろう

１８９　名無しの野菜嫌い

　そっかーー。なら、別にいいや

１９０　名無しの野菜嫌い

　ウイルスじゃないなら一応は安心だな

　でも、なんなんだろうな

１９１　名無しの野菜嫌い

　そういや最近の噂だけど○チャンをしていると時たま急に画面が揺れたりしたりするって・……あったな。都市伝説みたいな感じなんだけどマジで怪奇現象体験したんじゃねぇ

１９２　名無しの野菜嫌い

　マジか。

　ちょっと怖いな

１９３　名無しの野菜嫌い

　何が起きているんだろうな

１９４　名無しの野菜嫌い

　さぁな……。

１９５　名無しの野菜嫌い

　俺次から○ちゃんできないかも

１９６　名無しの野菜嫌い

　大丈夫だ。お前がニートなら一週間でそれも終わる

１９７　名無しの野菜嫌い

　いや二日だな

１９８　名無しの１９５

　ニートだわ……

　超暇人だわーーー

明日からも見るしかないわーーーー

１９９　名無しの野菜嫌い

　だよなーー２００　

名無しの１４２

　悪いが一度ここで流れをぶった切る

　プロポーズしてきたらなんとすんなりOK

　正直、別れるとかその年で野菜食べられないなんて考えられないとか言われるかなーーって思っていたのに、何年一緒にいると思ってるの、それぐらい知ってるに決まってるでしょって説教された上にあっさりと承諾。もう待ってたんだからとプリプリおこる彼女マジ天使　俺世界一の幸せ者だわ

２０１　名無しの野菜嫌い　

ニートだから仕方ねぇ……って１４２！

２０２　名無しの野菜嫌い　マジか！

　　彼女さすが！　良かったな！　そして爆発しろ！

２０３　名無しの野菜嫌い

　おお！　お幸せに！　そして末永く爆発しろ！

２０４　名無しの野菜嫌い

　良かったな１４２！　ばくはーーつ！

２０５　名無しの１４３

　フラれた

２０６　名無しの野菜嫌い

　ばくはーー……１４３……

２０７　名無しの野菜嫌いｏｒｚ……

２０８　名無しの野菜嫌い

　ドンマイ　

　まあ、ほらあれだ。俺たち野菜嫌い仲間もいるし元気にやっていこうぜ

２０９　名無しの野菜嫌い

　そうそう。次はいい人に出会えるさ

２１０　名無しの１４３

　そうだな

　よし、ここはいっちょ景気づけであれをやろう野菜嫌い

２１１名無しの野菜嫌い

バンザーイ！バンザーイ！バンザーイ！

２１２名無しの野菜嫌い

バンザーイ！バンザーイ！バンザーイ！

２１３名無しの野菜嫌い

バンザーイ！バンザーイ！バンザーイ！

２１４名無しの野菜嫌い

バンザーイ！バンザーイ！バンザーイ！

２１５名無しの野菜嫌い

バンザーイ！バンザーイ！バンザーイ！

「これで幸せなんですかね……」

「幸せなんじゃねぇの？　知らねぇよ俺は」

「ほう……。人間ってやはり不可思議ですね」

　画面を見ていた何かのつぶやきに世夜も分からないなりに答えた。あんまり幸せには思えないが画面上ではまあ元気そうだしいいのだろうと判断した。何かが呟いていたがほんとそうだと世夜も思う。人間は不可思議で理解不能だ。同じはずなのに考えていることが違いすぎてめんどくさいと感じるのだ。なんだか無駄に疲労して少し早いが贅沢に昼寝などしてみたい気分だ。

「寝ようかな……」

その衝動に素直に身を任せようとしてつぶやいたその一言は何かに聞かれた瞬間悪魔の道への切符と成り果てていた。

「何言っているんですか。次のスレに行くに決まっているでしょう」

「はぁ！　嫌だし！」

「そんなこと言われても無理ですよ。はい、次これとかどうですか」

　本気で拒絶するのに対して何かはさっさと次のスレを見つけて指をさしてくるのだ。

「いやだって言ってんだろ！　つうか何だよこれ！　痩せたい女性って書いてあるんですけど！　俺女性じゃないし痩せたくもないんですけど！　そんなやつの気持ちわかるわけないだろう！」

「大丈夫大丈夫」

「大丈夫じゃねえから！　テメェ、一言言わせてもらうがなニートに世界を救えると思うなあああああああああああああああああああああああああああああああああああ！」