第四百三十二話 バレンタイン その一 ♡

 

「ふっ、あやつの為に良いものを……」

「先輩の為に愛情たっぷりチョコを……」

 

 イライラ……。

 

「ふっ……ふふふ」

「ははははは……」

 

 イライラ……。

 

「殺したい……あの笑顔」

 

※※※

 

「というわけで、バレンタインから非リアを守る党っていうのをここで作りたいんだけど良いかしら?」

「駄目です」

 

 ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

 

「ここでしないでね?」

 

 どうしてよ……遠藤。

 

「君の部下は死んでもやりたくないからだよ」

 

 何でバレたのかしら?

 

「普段の行いの結果だね」

 

 私悪い事したかしら?

 

「悪い事しかしてないよ」

 

※※※

 

「私の公約はただ一つ。バレンタインのリア充を殺しまくるわ」

 

 よっ! 淀子総理! By作者

 

「作者まで何か知らないけど持ち上げ始めたぞ」

 

 これに関しては賛成だ。By作者

 

「そんなにチョコあげたいなら俺が貰うけど?」

「アンタ馬鹿? 中島〇人君にあげたいわ」

「君がモテない理由の一つだと思う……」

 

 俺は国枝〇穂姉さんから欲しい。By作者

 

「君もね作者」

 

※※※

 

「明日のバレンタイン……絶対リア充殺るわよ!」

 

 おー!! By作者

 

「……」

「お待ちなさい淀子さん」

 

 あ、眼鏡。

 

「爆弾と言われないのが唯一の救いですわ」

 

 元眼鏡を着けたカビゴン?

 

「Twitterのアレよりは可愛いですわよ!」

 

 鏡見てから言いなさい。私より下でしょ?

 

「貴女みたいな芸能人級の美少女に言われてもですね……」

 

 あ、顔良いのは認めてくれてるのね。まあ当たり前だけど。

 

「どんだけ自分大好きですの?」

「だって~、私は強いし可愛いしモテない以外の欠点ないし!」

 

 そんな自分を好きにならないわけがないじゃない!

 

「だから貴女には彼氏が出来ないんですのね……」

「アンタもいないでしょ」

「それを言わないで欲しいですの!」

 

 いやあ、雑魚がイキってるの見るのは腹立つのよ。

 

「誰が雑魚ですのよ!」

「うちの貧乳殺せてない時点でアンタは雑魚よ」

「……俺は何を見せられてるんだろ……」

「なら証明してみせますわ! 私も明日、リア充殲滅に加担します!」

「わざわざ私の協力をするのね……」

「勘違いしないで欲しいですの!」

 

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