第三百五十五話 先輩とのデート その五
バスの中。相変わらず邪悪なオーラを感じる。
今日はショッピングセンターを周り、買い物した後に映画という流れ。
先輩がどうしても見たいと言っていた小説が原作の映画らしい。
「……」
先輩?
見た感じ、あまり元気が良さそうには見えない。
バスに乗る前から、どこか上の空だ。
「……?」
※※※(実況部屋)
「さてさて今日もこの日がやって参りました!! そっちがクリスマスかどうかは知らないけど、共にぶっ壊しましょう! そう、これは非リアの為にリア充誕生を阻止するゲーム……。それがッ! 『クラッシュ・リアジュウー』!!」
……。By作者
「司会兼実況兼プレイヤーは私、浅井淀子! そして今回共に邪魔をしてくれるプレイヤーを紹介するわ! まずこいつよ」
「どーも。三姉妹の母をしている浅井市華でーす。既婚ですけど最近夫が私を抱いてくれないので溜まってまーす」
「市華さん一応全年齢対象なのでそういう発言はお控えくださーい! そして醤油飲んで死ねえ!」
「あらあらごめんね。後で淀子ちゃんの料理に醤油沢山入れたげる」
ごめんで済まねえよ。By作者
「この学習能力の無さ、いつになったら治るのでしょうか!」
馬鹿は死ななきゃ治らない。By作者
「そして二人目、書籍化出来ずに苦心する非リアの王! 心夜!」
王ってなんだ王って……。てかなんで俺まで参加する流れになってんの? By作者
「問答無用です! そして最後のゲストを紹介します!」
な……なんだァっ……すげえ気を感じるッ! By作者
「初ちゃん……♡ 初ちゃん……♡」
闇色のオーラを纏う和泉が、そこに現れた。
手には包丁を持っている。
ぎゃああああああああああああああああッ! By作者
「初の事が好きでたまらず、数千年の眠りから解放されたヤンデレガール……和泉!」
「お風呂で初ちゃんのおっぱいとか×××をいっぱい洗ってあげたいな」
いやこんなに和泉のヤンデレってくっきりしてねえよな。By作者
「そうね」
何かした? By作者
「当たり前。気持ちよくなるお薬って事で媚薬あげたわ」
しかもパッケージ見る感じ絶対強い奴だろ。By作者
「これ四粒も飲ませたからね……普通の人……というか男の人の場合股にモザイク掛けないと映せないわね」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
怖いよぉ……。By作者
「アンタも飲む?」
絶対やだ。By作者
「夫に飲ませようかしら」
「やめときなさい。多分アンタじゃなくて別の女抱きに行くだろうし」
淀子の割に正論だな。まあお前抱く男もいねえだろうけど。By作者
「……黙れ非リアの王」
もうやだこんな人生。By作者
「さて話を元に戻して。以上が今回のゲストプレイヤーになっております! なおどういうわけか、今回は浅井江代さんが参戦を却下するという謎の事態に陥っております」
「あらあら江代ちゃん来てないのね」
「初ちゃん初ちゃん初ちゃん……♡」
一人だけ全然話聞いてねえ……。俺もだけど。By作者
「では次回からスタートです! 明日をお楽しみに!」
「楽しみだわ~」
「初ちゃん初ちゃん♡」
……帰って良いですか? By作者
「聞こえないわね」
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