第二百八十七話 ハロウィン その二
次は……。
「開かないわね……」
「姉さんやめとけ。もしかしたら爆弾で扉が吹っ飛ぶってカウンターが来そうだ」
「どうせ私には効かないわ」
「私と江代が死ぬ」
さて問題です。私達は今何家に来てるでしょう?
「流石の『美咲』でも、自分の家を爆弾で吹っ飛ばすかしらねえ」
「いや答え言うなよ!」
今読者に考えてもらおうとしたのに。
「いやここまでの会話で気付かないわけがないでしょ。ここまで読んでおいて」
「それもそうだな」
……あ、そうだ。
「江代、お前〇ラ使えねえの?」
「吾は風属性と斬属性しか適性がない……」
使えねえなホントに。
「う、うるさいお姉ちゃん!」
その恰好で腕ぶんぶんすんなや。イメージが。
「てかそんなすぐに素が出るとかいよいよキャラ作りがめんどくさくなってきたのか?」
「ふっ、そんな事はない」
私の勘違いなら良いや。
「さっきから貴女方は何をしてるんですの?」
お、来たなボン〇ーマン。
「眼鏡でも女でも無くなったんですの!?」
そもそもお前人間か?
「私はこれでも人間ですわ!」
自分でこれでもって言ったよ……。
「てか私アレだわ。〇イの衣装着てくる」
〇Eの。
「何故だ? 貧乳の銃士」
「この爆弾眼鏡を剣代わりに装備して、エクスプ〇ージョン」
「やめろ貴様」
こいつF〇も好きだからな……。
「〇山潤の声真似ばかりしておる作者にやらせろ」
あ、私じゃなくて作者ならええのな。
「相手するの疲れますわ」
「ふっ、仲間になりたそうにこっちを
「見てませんわよ」
「自分の欲に正直になれ」
「なってますわ!」
江代と美咲は何を言い争ってんだ?
「ふっ、仲間にしようとしてるのさ」
やめとけ。
「分かりましたわ」
は?
「勘違いしないで欲しいですわ。私も参加するだけです。貴女達よりも、沢山のお菓子を集めてみせますわ!」
残念。もううちの馬鹿が大物をゲットしてるんだわ。
「このキャッシュカードに勝てるものなんてないわ」
もうこれがあればお菓子ある程度は買えるしな。
「うっ……せめて初さんと江代さんには負けませんわ」
急に目標下げたな。
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