第二百五十五話 諦められるかッ! その二(作者視点)


 なんかよく分かんないまま……俺に視点が回ってきた……。

 

『浅井江代 HP2810 A「連撃」 B「ギガウィンド」』

 

「取り敢えず実況よろしくな」

 

 よろしくな、じゃねえよ。

 俺だって忙しいのに何やってんだよ。

 

「ドラ〇エ〇トルロードヴィクトリーごっこ」

 

 チョイスが古い。

 

「ドラ〇エの勇者をス〇ブラで使いこなせない奴に言われたくねえ」

 

 ……関係なくね?

 

※※※(Now Loding)

 

 江代! 『きみのチームに めいれいをあたえるのだ!』

 

「ふっ、お手並み拝見といこう。Aの『連撃』だ!」

 

 ゆうきポイントを全振りする江代。

 最初の攻撃は敵チームだ。

 

『おっと、先手を取られた!』

『あいてチームのこうげき 爆裂拳』

 

 淀子の拳と脚から、何度も攻撃が放たれる。

 

『江代 HP2810→2000』

 

 やっぱり淀子なら単発でそれくらい削るか……。

 

『あいてチームのこうげき 発砲』

 

 初は両手の銃を、江代に向かって乱射する。

 

『ミス! 江代にダメージは入らない』

『見事に避けた!』

 

「おいミスってどういう事だミスって! 百発百中設定忘れんなよ!?」

 

 一応これゲームの中って感じだし仕方なくね?

 あと自分のキャラを考えろ。

 

「雑魚って言いてえのかそれ」

 

 うん。

 

「殴り殺すぞ」

 

 何度でも蘇るから平気だ。

 

『じぶんチームのこうげき 連撃』

『おー! 厨二病の技が、繰り出される!』

 

『てきチーム HP6000→5700』

『これはあまり効いてないぞ!』

 

「くっ……」

 

※※※(二ターン目)

 

『相手との差が開いている! このターンで挽回出来るのか!?』

 

「ここはSPカードを使わせてもらう! +ボタン!」

 

『スペシャルカード発動!!』

『カード名:ICBMISAKI』

 

「こ……今度は何で

「ふっ、吾の勝利の足掛かりとなれ」

「へ?」

 

 江代は美咲を投げ飛ばす。

 

「ぎゃあああああああああああああああッ!」

 

 効果抜群だ!

 

『てきチーム 5700→4700』

 

「痛いですわ……」

 

 知らね。

 

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