第二百十九話 文化祭準備 その二(和泉視点)

 

「ハロワに勝手に行った初さんは放置して……文化祭何やるかを決めましょう」

「……」

 

 ねえ作者さん。

 

 何? By作者

 

 この小説って、話の本筋を場外ホームランさせるのが得意なの?

 

 いや、あれはもう初が勝手にやった事だから知らない。By作者

 

「私に任されても、どうしたら良いか分かんないよ……」

 

 しょうがない。福〇潤の声真似に定評のある俺が、ロ〇みたいに和泉の支援をしよう。

 

「ごめん。何言ってるのか分からないよ~」

 

 あれ、〇Eネタ分かんない? てかダブルシステムっていくつで出たっけ? 江代に聞けば分かるか……? By作者

 

「私はゲームやらないから分かんない……」

 

 まあとにかく、ツッコミに困ったら俺が何とかしてやる。By作者

 

「う、うん」

 

 じゃあ作戦開始だ。

 

※※※

 

【話し合い 開始】

 

「え? どうすれば良いの作者さん」

 

 取り敢えず自分でコトダマを考えておけ。予算的に難しそうとかやりたくなさそうなのがあったら、自分でそれを論破しろ。By作者

 

「ゑ?」

 

 操作方法だけど、左スティックで照準操作、△ボタンで発射だ。By作者

 

「何の話!?」

 

 あ、ごめん。某裁判ゲームの説明書とごっちゃになってた。By作者

 

「なんで!?」

 

 おい和泉……初の上を行くツッコミをしたいなら、今のじゃ全然ダメだ。By作者

 

「……」

 

 あ、議論始まるぞ。By作者

 

『断言する! 「スピリタス百パーのメイドカフェ」にするべきよ!』

 

 はわわ……どうしたら良いの~?

 

 あ~もう! 俺がやってやる! By作者

 

『断言する! 「スピリタス百パーのメイドカフェ」にするべきよ!』

 

コトダマ『お酒は嫌だ』

 

『それは違うぞ!』

 

※※※ BREAK!!

 

「何か反論があるの? 和泉ちゃん」

「え……?」

 

 今のは俺じゃなくて和泉が喋った事になってる。適当にごまかせ。By作者

 

「ふ……ふえええ……」

 

 う……うー……。

 

「どうしたの?」

「や、やっぱりお酒は良くない……と思うよ?」

「黙れ」

 

 ……。

 

「酒要らないとかいう和泉に用はありませんよ」

 

 ……。

 

「うう……」

 

 和泉。By作者

 

「作者さん?」

 

 やっぱり、俺に任せてくれ。By作者

 

「え?」

 

 俺がこの状況を何とかしてやる。初がいなくても、俺達ならやれる! By作者

 

「作者さん……」

 

 視点を俺にくれ。By作者

 

「分かったよ!」


※※※(作者視点)

 

 そのまま俺は、この世界に召喚された。

 

「俺の出番だな……」

 

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