第百七十九話 アイドル大会編 その五

 

「マッ〇行こうか? 昼」

「何故〇ック?」

 

 てかお前吐いたばっかだろ。

 

「いや脳内ハッピーセットとか言ってたらお腹減ったわ」

 

 確かに十二時だな。

 

「ふっ、吾はモ〇派だ」

「私もだな」

「何よ私に逆らう気?」

 

 ポテトはマッ〇なんだよなあ。

 

「お腹空いたから何でもいいよ~」

「私も〇スが良いですわ」

 

 姉さん完全敗北。

 

「全員の足折っかきたいんだけど」

「大会出らんなくなるわボケ」

 

 負傷して戦うのはマジ無理だわ。

 

「負傷を理由に敗退だけは、避けて欲しいものだな」

「……」

 

 また新キャラか。

 黒い髪に赤いサンバイザーを付けた少女。

 

「お前は?」

「そうだな……トモヨと名乗っておこう」

「トモヨ……お前も参加者か?」

「その通りだ。BandGirlsに所属している」

 

 シマの仲間……って事か。

 

「アンタに私が倒せるようには見えないわね」

「どうだかな。私はお前たちを圧倒するつもりだ」

「へえ……じゃあこの場で血祭りに」

「おいやめろ」

 

 アン〇ャッシュのコント並みに会話がかみ合ってなかったぞ。

 

「ふっ、ここは吾に任せよ」

「任せたくないなあ」

「あの者からは吾と似たオーラを感じる」

 

 感じるのはお前だけだと思う。

 

「貴様……」

「私に言っているのか?」

「ふっ、その通りだ」

 

 言われてみれば、雰囲気だけ似てるな。

 

 両方ともお持ち帰りしt By作者

 

「黙れ」

 

「お前たちは身をもって思い知る事になるんだ。自分達がどれだけ浅はかか」

「ふっ、吾らに敗北などあり得ん」

 

 ……お前一章の超会議で負けてたよな?

 

「貴様は音痴だったな」

「お前あとで覚えてろ」

 

 ボイトレの成果を見せてやる。

 

※※※

 

 トモヨと別れ、そのまま私達は会場を出た。

 

「で、聞きたいんだけど……結局あの会話は何目的だったん?」

「知らん」

「知らんじゃねえだろ!」

 

 結局ただの尺稼ぎじゃねえか!

 

「何言ってんのよ初。尺稼ぎなら私達散々やってきたじゃない」

 

 いや仕方ないとは思うけどさ、それをこの場で言うなよ。

 

「良いじゃん。どうせ今までこの小説ろくな事やってこなかったんだから」

 

 それも言うなよ。

 

「事実から逃げるなんて見苦しいわよ」

「いや事実と戦えや」

 

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