希望の珠9 三顧の礼
魔界に吸血鬼が居る。
絶滅したと思われたが生き残りが居るのならタルナーダが喜ぶはず。
犬神はそう考えた。
犬神「里見ちゃんだいだらぼっちは吸血鬼に操られてた。
魔界のどこかに潜んでるかもしれないから捜して令和の剣で味方にしよう。」
里見「吸血鬼に効くかな?」
犬神「効かなければ倒すしかないけど、
その前にタルナーダに会わせておきたい。」
犬塚「誰か呼びに戻るか」
陽子は貴重な飛行戦力、犬塚も敵地では外せない。
里見はタルナーダに一度断られている。
結局犬神がまた戻る事となった。
■
犬神「タルナーダ」
タルナーダ「なんだもう終わったのか?」
犬神「魔界に吸血鬼が居るかも知しれない」
タルナーダ「そうなのか」
犬神「会いに行かないか?」
タルナーダ「会っても、、辛くないか?
わざわざ同胞が殺されるのを見ろと?」
犬神「改心させる武器があるけど効くかが分からない」
タルナーダ「なら改心したら会おう」
犬神「敵地じゃどうなるか分からないぞ。いいのか?」
タルナーダ「任せたよ。」
犬神「、、、」
タルナーダ「わざわざ伝えに来てくれてありがとう。」
あきらめきれず犬神は犬坂の元へ転送した。
■
犬坂「なるほど。」
犬神「これでいいんだろうか。」
犬坂「もう一回誘ってみれば案外来るかも。」
犬神「でもなんて言えばいいのか。もう言葉が無いよ」
犬坂「えーっと、
もし令和の剣で正気に戻しても罪の意識で自殺するかもしれない。
あ、いや簡単には死なないので殺してくれと言われる。
そうなった時に説得できるのはタルナーダさんかも?」
犬神「ああ、そうかも。」
犬坂「もしタルナーダさんも参戦するなら、その時は総力戦です。
下手に戦力を残しても仕方がない。
珠はネーバ星に一個だけ残して全て持って行ってください。
八個もあれば魔界内で珠転送できるかもしれません。
全員で魔界に行って戦えば玉梓だって倒せるでしょう。」
■
タルナーダ「ひょっとしてまた来るんじゃないかと思ってたよ」
犬神「正気に戻ったら自殺するかもしれないから止めに来てくれないか?」
タルナーダ「まあ、この星での恩もあるしな」
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