シークレットウォー5 母なるネーバ
ハビタブルゾーンにある第三惑星はネーバ星と名付けられた。
月が存在したのでまずは船団を月に着陸させた。
ネーバ星には探査船を向かわせる。
異星人天使の探査船には地球の時と同様に学者が乗るが、
陽子も潜入していた。
■
ネーバ星は地球の時間を過去に巻き戻したかのような環境だった。
恐竜が生息している。
巨大な爬虫類は宇宙では一般的な生物のようだ。
移住可能。
移民船団はそれぞれネーバ星に降り、開拓を始めた。
まず原生生物のコピー生物を作る。
そして開拓地の護衛をさせる。
異星人天使の基本的な移民手法。
地球では天狗だった。
■
コールドスリープは解かれ、異星人天使はネーバ星人となった。
移民船団はそれぞれ距離を置いて入植している。
それぞれが国家と言える。
タルナーダはミカエルなどの配下を国家運営に配し裏で操っている。
極端な平和主義のミカエル国。
しかし元異星人天使であるネーバ星人には好戦的な性質がある。
すぐにネーバ星で戦争が始まった。
地球であれ、どこであれ戦争により数を減らす考え。
戦争と再生で文明を築いてきた種族だった。
地球人にはもはや関係ない事。
しかし戦争の悲惨さを陽子が嫌い、
犬坂に相談に来た。
■
犬坂「地球であれ、ネーバ星であれ犬士は戦争には関与しません。
滅亡するようなら所詮その程度の種族だっただけの事。
自然の摂理です。」
陽子「せっかくの平穏な星が異星人にいいように荒らされてます。
あなたのせいでは?
このまま放っておけばどんどん強力になって、
また再びどこかの星が侵略されます。あなたのせいで」
犬坂「宇宙なんてそんなもんでしょう。」
犬神「まあまあ、地球は今平和だし。私は手伝ってもいいと思います。」
犬士は自由。
永世中立を目指し、ネーバ星へ犬神も向かった。
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