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 今日は午前中に気が乗らない授業が、一方午後はやる気の出るような授業が控えていた。

 一時間目の体育、持久走の二回目でコロナウイルスの蔓延も考慮した上でマスクを外さずに走ろうと思っていたのだが、段々苦しくなってきて最後の一周のところで遂にマスクを外す決意をしたのだがその分まだ力が残っていたようで急にスピードを上げた。実際、そのやり方が良かったのかは分からない。

 二時間目の物理、元々得意な教科ではないのがあってしかも波動という目に見えているものとは違うような動きをするものであるために自分の中に落とし込むのが難しいのである。また授業の中で教科書を生徒に読ませるということをしていてその読んだ人のうちの1人がθ’を本来ならばシータダッシュと読むのが普通のところシータプライムと読んだことによりその話が数分間繰り広げられていた。

 三時間目の現代文、「こころ」を読んでいるのだがそれ自体が嫌なわけではなくて授業の全体が雰囲気としてやりにくい感があるのだ。

 四時間目の数学、交点Pのベクトルの問題でsとtを用いて比を表して解いていくという問題でどっちがsでどっちが(1-s)なのかがすぐには判断できなくてそこに苦戦を強いられていた。

 五時間目の日本史では日露戦争後から韓国併合くらいまでの授業で世界史でやった知識も活用しながら、というところが個人的には楽しくて好きである。

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