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 昨日から教育実習が始まっていて僕のクラスには担任と副担任に付いている実習生二人が来ていた。

 二時間目の日本史では最初から実習生の授業になっていて一応去年の生物の時に実習生の授業を受ける機会があったが教科の特性上なのかもしれないが分かりやすいとは言えるものではなかった。もちろん、人にこんなにしっかりと教えるというのはあまりやって来ていないことだろうと推察できるので過度に期待をするべきではないがそう思ってしまったのは事実なのである。

 四時間目の数学では前回の授業で実施された小テストが返却された。190点満点で学年平均が116点、クラス平均が127点だった。これは期末テストなど他のテストにも見られたことだが物理選択者のみのクラスということで一定の理系科目ができる能力を兼ね備えているのである。気になる僕の結果なのだが、140点とクラス平均と十点以上の差をつける点数を取ることができた。今回のテストを通して自分への自信というものがどこからか沸々と湧いてきた。

 五時間目の物理、化学でも同じようなことがあったが、ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル・シャルルの法則、理想気体の状態方程式等が扱われた。唯一化学と異なるのは理想気体の状態方程式のVに当たる体積の単位が異なり、その影響でRに当たる気体定数の数が異なった。(10の何乗の部分の変化のみ)とはいってもほぼ同じなのでそこまで考えずに化学と同様に進めていけばよいのである。

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