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 今日はお盆休み前最後の部活にあたる日で数学の夏期講習も今日で終わる。

 昨日の部活の時に硫酸の実験で出てきた黒い粉末を溶かしたものを放置したものの色が黒ではなく緑に変わっているのを発見した。その時点で先生からもらっていた亜鉛板の不純物の中に黒鉛が混じっていることがあるという情報が個の原因に繋がらないのではないかということに至った。

 そこで今日は使っているものよりも純度が高いのではないかと見られる亜鉛板を用いて(調べたところ純度は99.6%)同じような実験をした。これは不純物の影響で電流の流れが悪くなっているのか、や亜鉛板が黒くなったのは不純物と関連があるのかなどそういった分類のことを調べるために必要なものなのである。

 結果として純度と黒い付着したものとの間には関連性はなかったようで亜鉛と硫酸や塩酸の相性の問題であるということが分かった。そして電流電圧については特に大きな違い、みたいなものはなくて純度が同じもしくは影響が極端に少ないかの二択になる。もとの亜鉛板の純度が分からないがために正確なことは言えないが、物質の特定が急がれるだろう。

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