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 今日も午前中が夏期講習で残りは部活、みたいな日程でやはり夏期講習というものによって思っているよりも部活の時間がなくなっていくもので実験という実験をするのが困難なのである。

 数学の夏期講習では集合と二次関数の部分が主でもともとできるといえるほどまでできていたわけではないが、授業を受けた中で自分がどれ程できないのかを痛感させられた。完全に復習の必要性を感じさせられたのである。

 数学の講習と英語の講習の間には暫くの間があってその時間は部室に顔を出して暫しの時間を費やし、そして次の講習の時間が近づくと再び講習へと赴くといった時間の過ごし方をしている。その英語の講習が始まるときにちょうど部活をしている陽向を見つけて実際、学校でこうやって部活をしている姿を見たことがなくて何か新鮮というかそういった気持ちを感じた。勿論、こちらの姿に気付いてはいないが部活を一生懸命しているのは少し遠目からではあるけれども僕のところまでひしひしと伝わってきた。

 英語の講習では何故か昨日よりも多くの人がいて参加しますと言っていなくても参加できるらしくて毎日のように人が増えていく光景が目に浮かぶ。今日の内容は昨日の内容よりも普通に難しくてでもそのトレーニングが必要なのは紛れもない事実でそれを身に付けるために自分がどうすべきなのか等もこの講習を通して学ぶことができる気がする。

 去年のこの頃は学校の近くにある海で遊んでいる人たちをよく見たが、コロナの影響で人はポツポツしかいない。こういうところから例年との違いを感じるのである。

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