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今日、久しぶりに家族以外の人としっかり話をするということをした。誰と、というのはおおよそ予想をつけることができるとは思うが、多分その予想の通りである陽向である。
好きなアニメのくじが昨日から始まっていて入荷等の関係で今日にはある可能性があるということで一人で歩いていったのだけどもその道中に先にくじを引いた陽向と電話をしたのである。
およそ二週間ぶりの陽向の肉声で陽向が元気そうであることが分かって良かったなって思えた。話した内容はそのくじの出たものについて陽向がやったというような話をした。
いざ行ってみたのだがまさかの店頭にまだなくて入荷がまだだったようだ。これは明日以降再び行って挑戦ということになりそうだ。
お店に入った辺りから電波の都合ということで電話が切れてしまった。お店を出てすぐに陽向に再び電話を掛けてなかったよ、ということを言ってまた道中をずっと電話しながら家へと帰っていった。
この電話というものをこれで多分三度目とかになるのだけれども電話ということは陽向の声がスマホから出てくるわけでそのスマホは僕の耳元にある。よってその声が聞こえる場所というのは僕の耳元なのである。
好きな人の声を耳元で聞くというのはその人に端から好意がある人にとっては何かに包まれているような感覚がして幸せ感が尋常ではない。
何だか惚気けている感じになってしまっているが、こういう人と会えないときに文字面だけの会話も良いけれどもそんなに頻繁ではなく時々でも電話をすることによって寂しさを紛らわせられるというか、心の拠り所ができるのである。
いつまでもこのような状況が続いてしまうのか正直誰も予想はできないけれども今はこうやってインターネットを使って人と交流をして実際に顔を会わせられるようなときが来るのをじっと我慢する他ない。我慢しないとさらに会えなくなってしまうから。
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