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 今日で今年度の正式な登校が終了した。あくまでもこれは予定であるが、教科書販売の日以外にクラスに会うことはもうないのである。

 今年は色々あったことは過去のものを見ればわかるとは思うのだが早くこんなクラスから離れたいという思いがあったことは事実であった。しかしながら陽向という存在がここ最近のクラスでの生活を楽しいものにしてくれたのは事実である。陽向がいてくれたからこのクラスから離れたくないという思いを抱いていたのである。

 今日は休み期間中の課題が配られて説明がなされて終わりといった感じであったのだが、その少ないおよそ一時間くらいがこのクラスの最後なのか、と思って淋しさをどこかで感じていた。

 先生からの最後の話では金曜日の合唱と普段のクラスのギャップが凄かったことを話された。でもこのクラスの担任で良かったと言われて涙が出てきそうな感動というのか何かを感じた。

 帰りのHR、今年度最後の先生からの話を終えてからクラスで集合写真を撮った。ここまで来ると今年のクラスが良かったようにも感じてこられた。

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