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今日は二度目のSSセミナーAの日だった。学校につく前の乗り換えをする駅で階段を踏み外して足首をひねりさらに携帯を投げ出してしまった。周りの人から大丈夫かと心配してもらったようだが、ただ恥ずかしい思いをしただけだった。そんなことは一時の恥ということで後にそれで何かあるかと言われれば無いし、周りの人が知っている人でもないのでその時だけのことで終わった。
学校に着き、昨日から行方が不明であったコミュ英の教科書及びワークの解答は分厚い冊子の下敷きになっていたことが判明し彼らの一命は取り留められた。昨日から担当の先生が体調を悪くしていて来ない可能性があるという話があった。結局、予定通りに始まった。
午前中は前回の培養液の熔解と前回作らなかった寒天培地を作った。前回の液の熔解及びに寒天培地完成後にはオートクレーブをかけた。そのあとに午後に使う黒カビを得るために各人が校内の土を1g程度採取し純水の中に入れてかき混ぜてきれいにではないが上澄み液を作成した。作成し終えた頃には前回の培養液のオートクレーブが終わったので前回乾熱滅菌機に入れたシャーレにクリーンベンチ内で液を入れて固めた。
お昼休憩を挟んで午前中に固まらせた液にブルーチーズの青い部分から採取した青カビを希釈して白金耳で万勉に塗っていった。これで青カビたちが培地という栄養分食べて繁殖していくらしい。その後、午前中に作った培養液と土から作られた液を混合させて黒カビの培養をした。黒カビの場合は白金耳で塗るのではなく、培地とカビが含まれた液とを混合して固めるらしくて上澄み液が完璧な上澄みではなくて土の粒も混ざっていたために培地の中央付近に粒が肉眼で見受けられた。テストがある関係で来週はないので二週間このまま放置はダメだということで次の月曜日にできる限り集まって観察しようということになった。どんな風になっているのか楽しみである。
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