第233話 はだかの付き合い(Ⅰ)
「はぁ、はぁ……なんて事? どう言う事なの?」
あららぁ……。
リーちゃんの爆弾発言で、美紗ちゃんが
別に悪酔いした訳では無さそうだけど、顔が真っ青。
これはかなり
だって、そりゃそうでしょう。
自分の彼氏が、自分より年下の、しかもプリプリの
あぁ、無いわぁ。私だったら無いな。
残念ですけど、その
そんな男はこっちから願い下げですよ。
……でもまぁ、ねぇ。相手が
しかも、今時点では、
うーん。困ったなぁ。
この後、
まぁ、ねぇ。知ってる人が元カノって言うのは、逆にね、逆に安心するって言うかねぇ。
でも、
うーん。
これはちょっと
にしても、ウチのパパは
うーん。親が決めた事とは言え、私も嫌では無いしぃ。
どうしよっかなぁ。
まぁ、
でも、もちろん私と結婚した後で、リーちゃんとお風呂に入ったら、タコ殴りにするけどね。
もう、絶対に許さない自信はあるわね。
って言うか、本当にリーちゃんとお風呂入ったのかなぁ。
う~ん。どうなんだろう?
「これこれ、リーティア。そんな風に言っては
なんだ、なんだ? この大人の余裕。
ダニーはリーちゃんの話が盛ったものだと
「だぁってぇ、ダニエラさん。本当の事ではありませんかぁ。皇子様のお背中を流すのは、私のお役目ですものぉ」
えぇ? どう言う事? リーちゃん、そう言う仕事してるの?
なになに? 高橋家では、リーちゃん、そう言うバイトしてるって事なの?
時給いくらなの? そのバイト、私も出来るの?
「ちょちょちょ、ちょっと待って? この娘、
美紗ちゃん、ナイス突っ込み!
そこの所、私も聞きたかったっ!
「まぁ、それが
えぇぇ? オツキ? オツキって、どういう制度? 三助……みたいな感じ? って言うか、三助なんて、いくら田舎の北陸でも、もう居ないわよ? って言うか、銭湯自体が無いもの。
って……はっ!
リーちゃんまさかっ! そのまさかなの?
泡の……泡の方のお風呂で働いているの?
ねぇ、リーちゃん。駄目よっ、駄目ダメ! そんな所で働いちゃ! まだ未成年でしょ?
って言うか、十八歳過ぎてたら大丈夫って事? そう言う事? そう言う事なの?
はうはうはう!
痛恨っ! 私達親友だよっ! もっと早く私に相談してくれなきゃぁぁぁ!
「ダダダ、ダニエラさん! こここ、この娘、ももも、もしかして、いいい、イカガワシイ所で働いているって事なのぉ?」
美紗ちゃんナーイス! 先程に続いて、ダブルナーイスッ!
そこん所聞きたかった! 私ではとても聞けなかったぁ。もう、美紗ちゃん、マジ神っ!
「「はぁ?」」
ダニーとリーちゃん、二人とも何言っているの? って顔してる。
って言うか、あんた達二人が何言ってるの? って事なのよ。分かってる?
「何言うとんがけぇ。リーちゃんは働いとるがんじゃなくってぇ、お役目ながやぜぇ?」
(翻訳:何を言っているのかしら? リーちゃんは働いているのではなくて、お役目なのですよ?」
かー、
って言うか、美穂ちゃんは? 美穂ちゃんはどうなの、この話知ってるの?
って、振り返ってみたら。
何やってるのぉ、美穂ちゃん!
こんな大事な局面で、何でみーちゃんとオセロ始めてるのぉ!
いつの間に持ってきたの? そのオセロ。
って言うか、みーちゃん強いっ! 美穂ちゃん負けてるじゃん。なんだか妖しいネコ娘コスの子供に、アッサリ負けそうじゃん。
……あぁあぁ。
美穂ちゃん、そこに置いちゃだめ。駄目だってぇ。そこに置いたら……って、あぁぁぁ、ほうら言わんこっちゃない、全部ひっくり返されちゃったじゃん。
美穂ちゃん、何
って、『待った?』『今のナシ』って?
もぉぉ。こども相手に、本気で土下座してるわよ。
美穂ちゃん、もういい大人なんだから、それは止めようよぉ。大人げないよぉ。
……って、
そんな事より、リーちゃんよ。リーちゃん。
「……なぁんだぁ。そう言う事ですか。それならば仕方がありませんねぇ」
って、
いつの間にか、美紗ちゃんが納得してるっ! どう言う事? どう言う事なの? どうなったの、どう言う事で、話がまとまったの?
はうはうはう!
痛恨っ! めっちゃ気になる所を聞き逃したぁぁ!
「ごめんなさい。私、失礼な事を言ってしまって。
かぁぁぁ。お役目、お役目って何なの? それで話が付く様な内容だったって事? まぁ、失礼な事言ってしまって……って言ってる所を見ると、リーちゃんは
で、納得できるかーいっ!
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