3月13日(土) 広島市中区榎町にある居酒屋「酒処 じゃんご 榎町」でか牡蠣フライ&刺身定食を食べる。
広島市中区榎町にある居酒屋「酒処 じゃんご 榎町」でか牡蠣フライ&刺身定食を食べる。
すこし前にたっぷり睡眠をとったら、金沢に行った夢を見た。現実に訪れたことのある街は、地方都市よりも規模の小さな町の商店街の鉤字になっている通りが中心部らしく、今は疎遠となった昔の友人と一緒にいる自分は、とある男性と話して地酒を教えてもらい、ここの店のこれ、ここの店のこれも美味しい、と教えてもらい、まだ午前であった時分の気持ちは、「さあ、見知らぬ土地の酒と店を夜まで好き勝手に巡り歩こう」と意気込んで、夢が醒めた。
十日市エリアで手軽な価格で食べられるフレンチの店にひさしぶりに行くと、もうなかった。夜に来たことのある「酒処 じゃんご 榎町」さんが昼も営業していたので、飲食営業の表裏を味わうように夜と変わらぬ威勢のよい大将がいる店に入った。
カウンターに座ると、おじさん二人がもう飲んでいる。見知らぬ土地ではないだろうが、昼から飲み食いできる快さは夢の自分と似たものだろう。
丸くぷっくりした牡蠣ではなく、やや平たい身は磯の香りがこざっぱりしているものの、油を含んで豊かな味わいになっている。1000円札に5円チョコが9枚の価格で刺身も食べられるのだから、日本酒の値段と同じように間違いなく手頃なランチ価格となっている。厚みのタイ、タコ、ホタテの刺身は、もちろんそれぞれ新鮮な味となっており、ついつい日本酒も口に出てしまいそうだ。
あの夢は実感として旅行したいと思える時間だった。以前と異なり今の自分ならば、ただ名跡や美術館を巡るだけでなく、夜の酒場を回るだろうと隣のカウンターの飲み食いを見て思うものだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます