音楽、映画、美術、舞台、食事、文学、観光についての体験感想文集
2月23日(火) 広島市中区十日市町にある自宅で花屋「SHAMROCK」での「桑原雷太 ポートレート撮影イベント」の自画像を確認する。
2月23日(火) 広島市中区十日市町にある自宅で花屋「SHAMROCK」での「桑原雷太 ポートレート撮影イベント」の自画像を確認する。
広島市中区十日市町にある自宅で花屋「SHAMROCK」での「桑原雷太 ポートレート撮影イベント」の自画像を確認する。
一週間前の撮影直後は、楽しかったから写真を見なくてもいい、などとたわけた事を口走っていたが、やはり自分の写真は早く見たいものだ。それは受験や診察などと同じように、良くも悪くも自身そのものの査定や結果を知りたいのが素直な要望であって、良い腕前だからきっと悪くない自分に仕立て上げられているという希望的予想もあるからだろう。
送られてきたメールから圧縮ファイルをダウンロードして解凍すれば、まさに桑原雷太さんの手による水島真言の写真だ。しかし率直な感想としては、どれほど豊かな性格が自分の内に潜んでいると想像していたのか、つい頭をかいてしまう顔ばかりだった。もちろん生まれて物心がつき、今まで繰り返し見てきた継続中の顔ではあるが、なんとも珍しくない顔だと拍子抜けしてしまった。もっと多様な面があるはず、などと考えたポジティブな性格は様々な幻影を生み出していたらしい。
そうは言ってもやはりプロの腕前による作品だ。最初から自分にとって良いと思えるポーズや表情の写真は目についたが、全体を何度か観返してみると、決して素人には撮れない被写体の瞬間として、見慣れているから不思議ではないが、だからこそ自分を騙している審美眼のあることを気付かされるように、どの写真も非常にうまく撮れている。
およそ滅多な人でない限り、自分の顔形や性質などは良点よりも悪いところに目をつけて無数の改良策を豊富に見つけ出すものだが、我ながら横顔のラインはなかなか悪くないと気付かされる。小さい頃は、鷲鼻、団子っ鼻と言われて嫌だったが、正面だと鼻先の丸みと穴の向きは目立つものの、横の視点ならばそれは隠される。とはいえ、不規則な生活のせいで吹き出物の痕と皮膚のくすみは目立ち、なにより好きじゃない顔の長さは隠しようがない。
楽天的な自分は自分を嫌いじゃないから、これだけ撮ってもらえて結果としてとても嬉しいのが本音だ。SNSの顔は三島由紀夫と言われたこともあり、頑固でとっつきにくく思われ、髪の毛が異なることで本人と気づいてもらえないケースは多々あった。
見栄えの良い写真を恵まれた機会によって手に入れることができたので、さっそくそれぞれを刷新しよう。そしてそんな写真を撮ってもらった桑原さんに感謝を持ちつつ、他の方々のマスク写真による展示会を期待して待とう。
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