1月23日(土) 広島市中区十日市町にある蕎麦店「蕎麦屋 香月」で牡蠣だし盛り蕎麦を食べる。

広島市中区十日市町にある蕎麦店「蕎麦屋 香月」で牡蠣だし盛り蕎麦を食べる。


昨晩、ふと、他店の晩酌セットから話に出たのが「蕎麦屋 香月」さんで、おいしい酒と巻き寿司が食べたいと思った。


今日は広響のライブ配信があるので夕方まで家にいることになり、昼時の食事にふと「蕎麦屋 香月」さんへ足を運んだ。雨が降っているので歩いていけるところ、そして雨だから客はすこし少ないと思ったからだ。


お品書きを開けてすぐに牡蠣だし盛り蕎麦を注文した。考えたくなかったし、特別な蕎麦をいただきたかった。


待つ間に他のテーブルにはランチの巻き寿司が運ばれている。つい食指は動かされるが、牡蠣だし盛り蕎麦はすこし予算を越えていたので我慢する。


牡蠣だしは磯の味わいよりもすこし濁りを持った茶色い旨味で、なによりつゆの出汁が全体を包み込んでいる。細い蕎麦は口の中で綾に絡まり、香りよい風味を色と一緒に膨らませる。


牡蠣の身はフライにして皿に載せても見栄える数と大きさで、妥当な金額にけちな考えは吹き飛ぶ。表面にぬるみを持ちながらも香ばしく、身の柔らかさをそのままもっていくぶんしまっている。


こうなると欲は我慢できないので、ランチの巻き寿司を追加注文する。新鮮な味わいは詰め込む食材によって彩りを変えると教えてくれて、サンドイッチが頭に浮かぶ。


体を温めるそば湯を全部飲んで、閉店時間きっちりに店を出る。「蕎麦屋 香月」さんはいつも丁寧に食べさせてくれる。

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