1月17日(日) 広島市中区上八丁堀にあるギャラリーGで「Gセレクション 土井紀子 Imprinted Phenomena」を観る。
広島市中区上八丁堀にあるギャラリーGで「Gセレクション 土井紀子 Imprinted Phenomena」を観る。
なんとなくではなく、必ず行こうと思っていたのでギャラリーGへ「Gセレクション 土井紀子 Imprinted Phenomena」を観に行った。
展示数は4点だが、側面に縦長く連なった絵に描かれているように、丸の数の分だけ観るところはあった。
毎度のごとく自転車を走らせてくると眼鏡は曇り、呼吸は荒く目は慣れないが、落ち着いてくると作品は体に染み込んでくる。
素地と青がとにかく目についた。難しいことはなく海中にクラゲを間違えるような泡の印象はそのままだった。意識の深さに届くような紫から淡い水面まで、タッチも色々と映り、あぶくは星のようにそれぞれの個性を殻にとじこめたまま夢を見せるようだった。
キャンバスの平面性と薄塗りのマチエールはひさしぶりに油絵らしい作品を観せてくれたようで、二階の展示に砂浜で貝殻を探すように青を探した。
ややナーバスにあった午後の自分としては信号待ちさえ我慢が難しかった。昼過ぎまでの停滞を取り戻さんとするようで、率直に作家さんの話を聞きたかったから、順番を待てずに出てしまったことが悔やまれる。今年の変化が自分に表れている。作品からの印象だけでなくそこに作り手がいるのなら、逃さず材料を奪おうと素直に思った展示会だった。
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