音楽、映画、美術、舞台、食事、文学、観光についての体験感想文集

１２月３０日（水） 広島市中区十日市町にある蕎麦店「やぶ八」で飲んで食べる。

広島市中区十日市町にある蕎麦店「やぶ八」で飲んで食べる。

「手打出雲そば いいづか」さんも「香月」さんも閉まっていたので、「やぶ八」さんに入った。

年末の年越しそばの忙しさを想像していたら、すこし時間の早い晩飯時の「やぶ八」さんは、ビール瓶と新聞を相手にするおじさんがカウンターに一人のみ。蕎麦が確実に食べられる。

すこし奮発しての天ぷらそばだ。それに燗酒を注文したら、小瓶の亀齢がぬる燗で出てくる。飲めば、古さを覚える米の味だ。

太めの蕎麦をすすりながら、壁に貼られているアメリカの地図についてあれこれ話す。大リーグのチームに各州の名前があり、移民の国としてどこから名前が由来しているかと、母音や子音であれこれ話す。

安くて旨いそば屋だが、ちょっとハイカラだ。そして亀齢のカレンダーは３０日で、明日の日付に書かれた偉人の名言はナポレオンの、能力あっても機会がなければ意味をなさない。それはジブさんの言う、スキルあっても待ってちゃ能がない。

来年は攻める。と言いたいところだが、来年だからといって変わるところは一つもない。我々は常に最前である。そんな調子で今日も行こうと気勢を蕎麦に吐く。