11月24日(火) 広島市中区八丁堀にある焼きそば店「焦がし焼きそば 嬉一」で飲んで食べる。
広島市中区八丁堀にある焼きそば店「焦がし焼きそば 嬉一」で飲んで食べる。
引き寄せるというか、掴み取るような意力で「焦がし焼きそば 嬉一」さんへ連れて行かれた。
閉店時間が22時とあり、「ふれねる」さんの店を21時30分に出るとすぐに電話で確認し始め、行けるとわかるとじぐざぐせず、颯爽と自転車を走らせてまっすぐ店に着いた。
酔いか運動のせいかわからないが視界をとらえられず、従うままカウンターに座り、京都玉川の澱がらみを飲む。この味わいはやはり違う、五臓六腑に伝播する。それに酢がきを口にすると、酔いの回っている時の感覚として、目は見えないが舌は鋭く感じる。
ちょうど日本シリーズが放映されていて、セとパの対決にお客さんはにぎやかだ。カープファンでも今の日本シリーズを熱く観るものなのかと考えてしまったが、野球好きは当然観ると昔の自分で納得する。バッティングのリプレイを見ていて、パンチがあるなどと知った言葉が懐かしくなる。
石見牛は味付け濃くも柔らかく、薩摩揚げはそうとうに染みる。そしてお隣を狂喜乱舞に魅了している焦がし焼きそばは噂通りで、太めの麺に芯のある食感がたまらない。これに熱燗を注文すれば、黄色いラベルの竹鶴となるから飲み食いはやめられない。
移転する前に来ることができてよかった。自然のままの店内は清潔に保たれていて、冷蔵庫の輝きは10年もの営業歳月を感じさせないほど綺麗に光っている。
来年のリニューアルオープンまでに来るかどうか。とりあえず、次来たら天ぷらを食べよう。
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