11月24日(火) 広島市中区大手町にある居酒屋「タカノ橋地酒発信酒場 ふれねる」で飲んで食べる。

広島市中区大手町にある居酒屋「タカノ橋地酒発信酒場 ふれねる」で飲んで食べる。


1店ではすまない地ぐ酒ぐ2店目は、「ゆすら」さんの真上にある「タカノ橋地酒発信酒場 ふれねる」さんだ。


ここもガラス張りで開放感はあるが、照明は白く明るく、深みから海面に近づいたようだ。


それは、福山の冷たい天宝一で次が開始され、すこし待って出てきた塩化粧の真鯛によるものだろう。竜宮城にいるであろう赤い魚は遊び相手に都合良く、冷えた酒に少しずつ白い身を合わせていくので、手作業しながら軽口をたたくように、真面目にならずに適当な会話ができる。


おすすめメニューにもかさご、甘鯛、カワハギ、かれいなどがあり、焼きでも煮付けでも好きに調理してくれるそうだ。酒の種類も豊富に揃い、広島県内のところどころがメニューにのり、書ききれないほど裏にもあるそうだ。


白子の天ぷらと海鮮味噌を注文して、庄原の花酔を熱燗にする。花の季節はとうに過ぎたが、ふっくらした味わいは陶酔させる古めかしさがある。そこを魚の身が詰まる海鮮味噌に、中は白くとろける天ぷらで消化していく。


綺麗な女性を目にするなら下の「ゆすら」さんへ、と店員さんは口にするが、いやいや阪神の左腕のように役者に似合う顔立ちで、上は上で違った男の色気がある。


魚と日本酒で親しんで、陽気に楽しめるお店だ。

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