11月9日(月) 広島市中区土橋町にある花屋「SHAMROCK」で「梶川ゆう子『2021 カレンダーの原画展』」を観る。

広島市中区土橋町にある花屋「SHAMROCK」で「梶川ゆう子『2021 カレンダーの原画展』」を観る。


地ぐ酒ぐする前に時間があったので、「SHAMROCK」さんでの「梶川ゆう子『2021 カレンダーの原画展』」を観に行った。


ネット上の紹介文でも読んでいたが、毎年行われるというこの展示会は今回で10年目になり、風物として接してもらえればと梶川ゆう子さんは話していた。


okuruをテーマにしたカレンダーの原画はおもちゃ箱のような雰囲気で物語を持ち、一ヶ月ごとを順に観ていけば、透んだ優しさが生活に温もりを思い出させてくれるようだ。細い線はか細くなく、輪郭に命を与えて水彩を煌めかせ、三角帽子をかぶる小人や鳩が世界に生きている。


クルミ割り人形の音楽がピアノの粒でループする空間は絵も一緒になっておどけて、日常に潜む遊び心を自分の中にも覗かせてくれる。


原画はまさに源であり、小品ながら存在感は際立ちをみせている。全身ほころぶ素敵な展示会だ。

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