7月14日(火) 広島市西区横川町にある立ち飲み店「ちゅうかなやま」でホリマンガイさんの料理を食べて飲む。
広島市西区横川町にある立ち飲み店「ちゅうかなやま」でホリマンガイさんの料理を食べて飲む。
前日に誘われていたが、この夜は掃除機をかけることに決めていて、この機会を逃すと週末にやらなければならず、頭のすっきりしている休日はなるべく別に力を注ぎたいので、断った。
退勤後に夕飯を食べ、掃除機をかけていると、途中から行きたくなった。時間も遅くなく、ペースをあげて終わらせ、電話をかけると、出ない。それでもかけつける準備をしていると連絡があったので、すぐに家を出た。
前々から「ホリマンガイ」さんの話は聞いていて、カオマンガイを一度食べてみたいと思っていたが、休日出店となる「ちゅうかなやま」さんの店に入ると、大盛況となっていた。場の空気にすぐには馴染めず、あたふたしている間に紹興酒を頼み、グリーンカレーを吸った米や揚げた半熟卵などを食べて、浮ついたままとけ込んでしまった。
落ち着いて味わうことなく、そのまま酔いに進む途中で、すももとじゃこの豆腐を食べ、豆の濃い味が印象に残った。ただ食事はそれくらいとなり、あとはひたすら紹興酒と隣の酔っぱらいと「あかいはりねずみ」のお客さんに挟まれて、心を開くことについての人生訓を教わることとなった。自身がそれを望んでいるのかは別として、自分よりもはるかに多くの人と接してきた経験があるだけあって、お客さんの観察眼は鋭く、どうしてこうも自分の性格をずばずば当てるのかと、とても感心してしまった。
ただ、酔いがあまりにも進み、家庭のパートナーは初めて見るほどの泥酔を呈していて、無惨な状態で家に帰ることになった。両肩を二人に支えられ、まるで子犬のマーキングのように少しのゲロを吐いて帰る姿は微笑ましく、深閑とした寺町に陽気な声が響いていたから、とても楽しい夜だった。
今度は、ちゃんと「ホリマンガイ」さんの料理を味わおうと思うも、視界が定まらず、紹興酒の威力にふらふらするばかりだ。店の人に迷惑をかけてしまったが、人との交流がとても記憶に残る賑やかな時間だった。
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