6月27日(土) 広島市中区本通にあるバル「cafe de フウカ 1BANCHOBAR」でライスランチを食べる。
広島市中区本通にあるバル「cafe de フウカ 1BANCHOBAR」でライスランチを食べる。
朝に炭水化物をとっていなかったので、油分の重たいものではなく、軽めの料理でランチをとりたかった。
八丁座付近は店が多いので好きに選べると歩いてみたところ、多いからこそすぐに決まらなかった。4階にあるフランス語の名前の洒落た店に行くと、6組ほど先に座っていて、料理の運ばれているのは1組だけだった。給仕係と調理場は1人ずつらしく、上映開始まで1時間あったが、せっかちなのでやめて出た。
それから入ったのが「cafe de フウカ 1BANCHOBAR」で、今日のこのタイミングでは、先ほどの引き返しは良い選択となった。客は誰もいないので、テーブル席に着き、豚肩ロース肉のグラタン風のライスランチを注文した。ドリンクとデザートを合わせても1000円という価格は、この界隈ではお得だろう。
それほど待つことなく運ばれてきたプレートは、色が見るからに美味しそうだ。まず味噌汁を口にすると、コンソメなどのスープではなく、この汁で良かったと思わせるしっかりした味わいで、刻み昆布が数本入っていて、豆腐のこの汁は味の濃淡がちょうどよく、普通においしい。
時々会話でも使ってしまうこの、普通においしい、が当てはまるランチで、衣で揚げられた豚肩ロース肉は厚みも幅もあり、しっとりした肉はやわらかく仕上がっており、チーズの溶けたトマトソースもとろっとする親しみやすい味となっている。辛みのきいたキャベツや大根などのピクルスの塩梅もうまく、サラダも水菜に味が備わっていて、だらけたところがない。
セットのドリンクは上映前なのでコーヒーや紅茶をやめて、迷った末にオレンジジュースにしたが、これも悪くない。プチデザートらしい自家製のパウンドケーキも膨らみに味が逃げることなく、紅茶らしい風味が生地に混ざり、噛みごたえも良い。クリームもホイップではなく、アメリカンチェリーの鮮度もよい。それに飾りつけのミントも新鮮で、口なおしらしい効果はみせかけではない。
そして働く男性の対応が優しかった。傘の忘れにも注意をあててくれて、思いがけなくとても良いランチに出会えて、こういう店の存在がうれしくなる。
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