5月24日(日) 広島市中区大手町にある肉料理店「肉バル パライソ」でローストビーフ丼を食べる。

広島市中区大手町にある肉料理店「肉バル パライソ」でローストビーフ丼を食べる。


映画を観る前に何か少し食べておこうと、ブックオフ近くを歩いてこの店が目についた。最近はテイクアウトの安い弁当を目にするが、やはり店内で食べるほうが楽なので入ることにする。


1階席で1人飲み食いしたことはあったが、2階は初めてとなり、ランチ営業は以前からあったのかわからないが、味噌汁サラダ白米はセルフサービスとなっていた。働く人数に対して客がたくさん入っていると勘違いしそうになったが、集中するタイミングだったのだろう、映画の時間に間に合うかと心配しながら、たいてい待ち合わせ時間よりも早く到着する性分を考えて、慌てずに落ち着くことにした。そのとおり、わりに早く料理は席に運ばれた。


ローストビーフ丼を注文しておきながら、なぜ茶碗に白米を盛ったのだろうか。こういうところは本当に抜けている。すべて食べられるかと考えつつ、よそったから食べないといけないという責任を目指すことにして、全部食べた。チーズらしい味の白いクリームが丼の端にあり、タレのかかったローストビーフはごはんによって温くなっていた。繊細な味というか、肉を味わうためのタレの分量だった。味噌汁に肉の入っていたのは、やはり肉バルらしい。


食事後も向かいあって長々と話し続ける男女の話を耳にしながら、窓の外を眺め続けた。自分もマスクをしていないが、隣もマスクをせず、こうして店内で互いのプライベートを小出しに見せ合うようなやりとりを聞くのはいつ以来か。


お見合いではないだろうが、上司か、何か、少し離れたところからの待ち合わせだろう。世間での休みの動きは目に見えて変わってきている。

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