広島市中区立町にあるカフェ「定食とお茶の店 etone」のテイクアウトを食べる。

疲労と寝不足、それらと空腹の関係はわからないが、ひどくおなかがすいて頭がぽっとする午前中だった。

エトネさんのお弁当を買ってきてくれるので、わざわざ空腹を用意したわけでもないのに、おいしい食べ物で体を存分に満たすこととなった。

サバカレーはクミンシードがつぶつぶあって、カレーの後味には魚特有のうま味につきそう臭みがややあるものの、身そのものは焼魚のような明確な脂の味があった。魚のカレーは外で食べたことはなかったので、レシピを読んで自分で作った数年前を思い出すと、あの時は臭みのほうが勝っていたのでとてもおいしく感じた。

彩りのある弁当は総菜のそれぞれが家庭的な味でおいしい。カレー粉がマカロニはまじり、おいしいカフェはスパイス使いが達者だと今の風潮のように思ってしまうやさしく香辛料だ。

とはいえ、空腹よりも全身がぼけているようだ。食後に力は戻るも、昨夜からろれつがまわらず、言葉もおかしいと言うと、いつもおかしいと説明される。

いつかおかしくなくなるだろうか。

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