前のエピソード――４月１０日（金）広島市中区堺町にある日本料理店「野趣拓」のお弁当を食べる。

広島市中区白島九軒町にある園芸店「BOSCO」で天然有機肥料を買う。

家の植物が目立って動き出しているので、そろそろ肥料を与えなければと園芸用品箱を開けると、ほとんど残っていなかった。午後から天気はくずれるというので、午前中から外出することにした。

白島に行くので、ついでにカヌレでも買おうとブランジェリーに寄ると、１２時からの限定販売と張り紙があった。その他の店でも、持ち帰りをよく見た。

今回で３度目となる。「BOSCO」さんは２年前に知った店だ。春の植物を見にふらふらしていたところ、たまたま店に入り、当時職場にあったアンスリウムの葉が落ちていくことを相談したところ、理を含めて懇切に教えてくれた。店員さん二人のやりとりが面白く、アクが強いと言ったら語弊はあるだろうか、なんだか店全体の雰囲気が好ましく、それから土と肥料をここで買うことにしている。園芸のこだわりはなく、探究心もあらず、品種や土壌は放っておいて、植物の名前を忘れる程度の熱の入れようだからよくわからないが、ここは間違いなさそうだ。

まだ早い時間だったから植物を外に出しているところだった。今は長々と話をすることもはばかれるから、追肥を２.４キロ買って、すぐにあとにする。

植物だって病気になるから、今の人間界をそ知らぬ体、なんては言えないだろう。明日からまた少し冷え込むらしいから、植物もすこし縮こまるだろうか。フィグは早々と実が膨らみ始め、オリーブも花芽を方々に伸ばしている。残念ながらブルーベリーは弱らせてしまい、随分と剪定したので花はないから、今年の実はおあずけだろう。

肥料を経済政策なんていったら、違うし、気分も台無しになってしまうだろうな。欲しいのは、水の流動なんだろうな。