1月29日(水) 広島市西区横川町にある居酒屋「喜笑家 くすくす 横川店」でクスクスラーメンを食べる。
広島市西区横川町にある居酒屋「喜笑家 くすくす 横川店」でクスクスラーメンを食べる。
代休をとったので、近所の台湾料理屋にランチをとりに行くも、閉まっており、横川にあるコーヒー屋のカレーを食べに行くも、閉まっており、近くにあった二郎系ラーメンの看板にひかれる。
夜は居酒屋で昼はラーメンらしい。二郎系はタピオカに思える。黒ウーロン茶と炭酸水は飲み放題らしい。酒じゃないか。
今日の予定を考えてニンニクは抜きにして、野菜だけ増してクスクスラーメンの並を注文する。出てくるまでに時間のかかる印象のある二郎系だが、思ったよりも早くテーブルに来る。
縮れた平麺がその理由だろう。スープは第一に甘味のある背脂と豚骨があり、次に強い醤油がぐっとくる。人によっては塩辛いと思う強さがあり、ニンニクがあったならば中和されるかもしれない。とろっとした背脂は醤油らしき味がうっすらつき、野菜は湯で煮られて柔らかい。この量の野菜を以前は野暮ったいと思っていたが、今はこの量が良く感じるのは、普段野菜を食べることが少ないからだろう。チャーシューは2センチぐらい厚みがあり、二枚を繋げると、立派なトンカツにでもなりそうなボリュームだ。とろっとするよりも、ややパサツキのある肉質に味はそれほど染みておらず、スープと一緒によく噛んで味わうべきだろう。脂は見た目通りとろっとした甘さだ。麺はコシが強いというよりも、ほうとうを思い出させる小麦の食感があり、茹でが甘いのではと思うも、次第にスープの熱に馴染んできてその味わいは消えて、太すぎない形ながら強い味のスープや具に耐えられる柔らかさとなる。
意外に良かったのがドリンクで、ミントのような清涼感のある黒ウーロン茶に、妊婦が突然嗜好する例があるという話をラジオで知ったばかりの炭酸水で、口に残る強い味を掃除してくれるような爽やかさがある。
二郎系にしては優しい味と量で、「これは食べられるだろうか」などともはや構える必要はないのだろう、本物の二郎でないなら。窓から見えていたケーキ屋で夜のスウィーツを買い、晴れ晴れとした川沿いを片手の自転車でこいでいると、確かな量と強さがあって、あのチャーシューの分厚さに、そして飲み物の手間だ。好みを抜かせば、手抜かりのない、お値打ちのラーメンだと改めて思った。
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