1月5日(日) 広島市南区的場町にあるカフェ「あかいはりねずみ」でガレット・デ・ロワを食べる。
広島市南区的場町にあるカフェ「あかいはりねずみ」でガレット・デ・ロワを食べる。
我が家の電化製品を配達しに行って、中で腰を着けていたら、東広島にあるパン屋さん「ブーランジュリ シェ ジョルジュ」さんとのコラボレーション企画、ガレット・デ・ロワを食べる大会に欠員が出たので、補欠の自分はキャンセル待ちのような具合で参加することになる。
葉模様がこんがり焼けた麗しい円形のガレット・デ・ロワは、直訳すれ“王様の円く薄いもの”という名となり、切り分けたパイ生地の中に入っているフェーブ(直訳すると空豆)と呼ばれる人形が当たった者に王冠が授けられ、王様か女王様として皆から一日祝福されるというフランスのお祝いの焼菓子らしい。キリストの公現節である1月6日は、東方三賢人の謁見によってキリストが公に現れた日となっているそうだ。
そういった行事と由来も気になるが、一番の関心は飴色の焼菓子だ。8等分してテーブルを囲む人たちでそれぞれ取り、残念ながら人形の代わりとなったアーモンドは当たらなかったが、アーモンドクリームのしっとりした甘さの内部と、パイ生地のさくっとした食感とバターはとても華やかなおいしさだった。
思わぬ参加でも囲む皆でわいわいと騒ぎ、王冠が自分の頭にのれば、少しは家庭内の立場もあがるのでは、などと一緒に楽しんだ人と話して笑いあうが、その効果は一日だけだとオチをつけられる。
シャンパンも飲んで陽気に、一時間弱の滞在でずいぶんと心はほぐれたから、途中の、「皆さん明日から仕事ですか」という言葉に、酷く落ち込んでしまった。
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