前のエピソード――２月２２日（金）劇団青年座第二百七回公演、マキノノゾミ作、宮田慶子演出「横濱短編ホテル」劇団青年座上演台本を読む。

広島市中区大手町にあるブリューパブ「ケンビーズ」で食べる。

ハンバーガーがやけに食べたくなり、市民劇場事務所すぐ近くのアメリカンなバーに寄った。

クラシックビーフバーガーは、レタスのミルフィーユみたいで分厚く重なり、チーズは市販の黄色い正方形で、肉はつなぎが柔らかく日本人好みの昔からのハンバーグのようにふわっと仕上がっている。パリッとしたバンズも好ましいが、ちょっと自分の好みと値段に合わない。もっと密度のある赤い風味のある牛肉で、バンズはもうすこしもっちりと噛みごたえのあるほうがよい。ちょっと弱い。ただ、ハンバーガーをそれほど食べた経験がないので、これがクラシックビーフバーガーなのかもしれないが。

コーラを一緒に頼もうと思ったら、ビールとそれほど値段が変わらないので、ケンビーズのスタウトを頼む。これがとても味わいが良かった。赤いフルーティーな味が広がり、スタウトらしい落ち着きもあり、クラフトビールという言葉を最近聞くが、その内容を少し知った気がした。普段はビールをほとんど飲まないけれど、これはコーヒーやワインと同じように色々な味わいを楽しめるのだと、あたりまえのことを実感した。

スタウトはハンバーガーと合わなかったけれど、今度ビールを飲みにこよう。気が向けば違う料理も頼もう。

ビールに接近させてくれた夕飯だった。