11月25日(日) 広島市中区十日市町にある「you-ichi GLUE」でカフェをした。

自宅のあるビルから歩いて10秒のところの「you-ichi GLUE」でカフェをした。


中年男性1人が入ってのんびりするには似合わないような、流行の服装に着飾った若い男女が訪れるジャム屋さんだ。


有名な店ということで着工が始まる前からその存在を知っており、7月に開店したがいまだ入ったことはなかった。


先入観で決めてはいけない。自分には縁がないと判断を下さず、好奇心を持って歩み寄るべきだ。ジャムの値段が高いから、流行店だから、写真が映えるから、などといわずに入ってみた。


オレンジとカルダモンのマフィン、いちじくとほうじ茶のマフィン、それにホットコーヒーを頼んだ。店内で食べると言わなかったから、当然のように持ち帰りの袋に入れられてしまった。言葉足らずだった。中年男性1人が店内で食べるとは思わないだろう、若い女の子の店員では。


自虐的にこういう言葉を選ぶ時点で手遅れだろう。


しっとりしたマフィンはバターがたっぷり使われて、生地とシートはくっついて剥がしにくく、持つ手はオイルにまみれる。とにかくバターが華やかだ。オレンジは主張が強いから風味はしっかり存在するが、いちじくは弱い。また、カルダモンも弱く、香辛料好きとしては物足りない。ほうじ茶もほどよい程度だ。


丸くおさまった味で、波風をたてはしないソフトなマフィンだろう。若い日本の子が喜ぶ味だ。


大好きな空鞘公園を前にするテラス席に座ろうとしたが、左に女子2人組、右に女子3人組、中に空いた席が2席あり、座りたかったが、やめて店内の席に落ち着いた。自分の年齢と容貌を客観的に推し量っての配慮が大切だ。


今度ジャムを買いに来よう。

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