10月27日(土) 萩の松陰神社を訪れる。

萩の松陰神社を訪れる。


東萩駅に着き、まずは観光案内所へ行く。萩の主要な観光場所を聞き、お得な観光チケットを買う。


萩市文化財施設1日券は、310円で著名人の旧宅や別邸を観て回れるチケットだ。


古地図でめぐる萩まるごとクーポンは、300円でレンタサイクル、日帰り入浴、食事、観光施設の入館料の割引を受けられるクーポンだ。


すぐに駅近くにあるスマイル貸自転車で借りる。人が親切だから、観光ルートと食事場所を詳しく教えてもらえる。自転車も、宿近くにある別の営業所で返せるということで、ついでに荷物も預かってもらえて、そこの営業所で受け取れるとのこと。親切だ。


最初に松陰神社を訪れる。この日は吉田松陰が江戸で亡くなった日らしく、例大祭で、スーツ姿の人を多く見かける。


朝はまだ早いのに、ツアー客を含めて人が多い。津和野は比べると人が少なかった。萩は多くの人が訪れる有名な観光地だと知る。


花月楼、吉田松陰幽囚ノ旧宅、松下村塾をおおまかに観てまわる。団体客が前に集まり、じっくり観にくい。


準備が足りなかったかもしれない。日本史の授業で学んだ吉田松陰と、小山ゆうと武田鉄矢の「お~い竜馬」の吉田松陰の記憶だけで、正直感慨があまり湧かない。想像力を働かせる頭が他に気をとられ、この旧宅と松下村塾での講義の模様が見えてこない。


吉田松陰歴史館と宝物殿は入らず。金と時間をかける余裕とやる気が出ない。


車窓の風景に心湧き立ち、レンタサイクル屋の人との会話に観光の期待は盛り上がったが、松陰神社でなぜか沈んでしまう。雲が広がり光はなく、人の多さ、スーツ姿に、特別な日にあたる偶然を喜ぶのではなく、平時の松陰神社が良かったと思っているのだろう。

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